グローバル旗艦店「ユニクロ心斎橋店」オープン
売り場面積800坪、615品番の品ぞろえ
update: 2010/10/01

ユニクロ心斎橋店
全世界5店舗目で国内初となるグローバル旗艦店「ユニクロ心斎橋店」が10月1日オープンした。地下1階~地上4階までの五層構造で、売り場面積は約800坪。全530品番の「ユニクロ」商品と全85品番の「+J」商品が並ぶ。地上1階~4階までの吹き抜け構造で、4階の天井はガラス張りのため自然光が降り注ぐ。
売り場構成は地下1階がレディースインナー類とキッズ&ベビー服、1階がレディースジャケット、レディースニット、「+J」、2階がレディースカジュアルとレディースシューズ、3階がメンズカジュアル、4階がメンズフォーマルとメンズインナー類。

フライングマネキン


ユニクロの上席執行役員・経営執行チームユニクロアジア・日本担当の大笘直樹(おおとま・なおき)さんは会見で「まず海外進出する際に、現地では無名の『ユニクロ』という日本ブランドを認知してもらうためにグローバル旗艦店を作った。現在パリ、ロンドン、ニューヨーク、上海に開設したが高評価をいただいた。そこで、国内にもグローバル旗艦店を作ろうということになった」と述べる。そして「グローバル旗艦店は日本でも大都市の都心出店が条件となり、日本でありながら世界への波及効果が認められる立地ということで東京と大阪で物件を絞り込んだ結果、心斎橋店開設の運びとなった」という。

点灯式

上席執行役員 大笘直樹氏

会長兼社長 柳井正氏
また、オープンに先立って、9月30日、照明点灯式とレセプションパーティーが開催された。ユニクロの柳井正会長兼社長は開会のあいさつで「最初のグローバル旗艦店をなぜ東京ではなく大阪に作ったかと言いますと、大阪には昔から非常に縁が深く、まず妻の実家が大阪です。また若い頃、毎週大阪に出張に来ていて大阪で商売を覚えました。日本は最近、なんだか元気がないですが、ここ大阪から元気になって日本を元気にしたい」と述べた。

LED 外壁
今回の店舗の外壁は白いバルーン状となっており、夜はLEDによって様々なパターンに光る。この外壁表面は「ETFEフィルム」という柔らかい素材で、国内の建築物では初の使用例となる。店舗の設計を担当した建築家・藤本壮介さんによると海外ではスタジアムの囲いや、北京オリンピックのプールの外壁、ロンドン空港の屋根などに使用されているという。






(取材:南充浩)