
主要上場アパレル企業6社の2026年2月期
第2四半期は各社で格差が表われた
(画像はオンワードホールディングスの説明資料から抜粋)
国内主要上場アパレル企業6社(+1社)の2025年2月期 第2四半期(3-8月)をまとめた。コスト増など外的な要因の影響もあり、収益を確保する上で難しい局面が見られた。増収を達成したのは3社、増益を果たしたのは3社となった。各社の業績において格差が表われた。

「アパレル」ではECなどで
「アセドロン」等が健闘した
グンゼの2026年3月期 第2四半期 連結決算は「機能ソリューション」などの苦戦で減収、コスト増が影響し減益となった。新規分野の「メディカル」は横ばい、「アパレル」は微減収。在庫縮小などの影響を受けて、減益に至った。

2026年3月期 第2四半期
財務数値一覧(表1)
島精機製作所の2025年3月期 第2四半期(4-9月)の連結決算は、主力の横編機が復調し、2ケタの増収となった。下期へ向けて、復調の兆しが見られる。売上総利益(粗利)は減少したが、販管費も低下し、損失が縮小した。

ファーストリテイリング、2025年8月期は増収増益。
過去最高収益を更新
(画像は説明資料から抜粋)
ファーストリテイリングの2025年8月期連結決算は、主力の「ユニクロ」事業がけん引役になり、増収増益を達成した。主力の「ユニクロ事業」が国内外ともに好調で、好業績のけん引役となった。「国内ユニクロ事業」が初めて1兆円台に到達した。「ジーユー事業」も堅調だった。「グローバルブランド事業」は伸び悩んだ。

INDITEX社の2026年1月期
第2四半期は増収、微増益。高い収益性を持続している
(画像は決算資料から抜粋)
「ザラ」や「ベルシュカ」などカジュアルウエアのSPA業態を手掛けるINDITEX(インディテックス)社の2026年1月期 第2四半期(2-7月)の連結決算は、主力業態の「Zara」(ザラ)が堅調だったほか、主要な業態でプラス成長を果たしたため増収、微増益を達成した。