





INDITEX社の2023年1月期連結決算は
2ケタの増収増益に
(画像はインディテックス本社)
「ザラ」や「ベルシュカ」などカジュアルアパレルのSPA業態を展開するINDITEX(インディテックス)社の2023年1月期連結決算は、主力の「ZARA」ブランドがけん引し、2ケタの増収増益を達成した。主要な収益数値がコロナ禍前の水準を上回った。そのほか大半のブランドがプラス成長した。利益率も10%台を維持しており、高収益体質が続いている。オンライン売り上げも好調な推移だった。
The Gap,Inc.の
2023年1月期連結決算は減益、損失計上に
(画像は説明資料から抜粋)
「ギャップ」や「オールドネービー」などカジュアルアパレル業態を手掛けるGap Inc,(ギャップ社)の2023年1月期の連結決算は、店頭、EC共に苦戦し減収、損失を計上するに至った。在庫の適正化や為替の影響で売上総利益率(粗利率)が大きく落ち込んだ。主力の「U.S.」(米国)が苦戦した。ブランドでは「Banana Republic」(バナナリパブリック)が健闘した。
H&M Groupの2022年11月期は増収減益となった
(画像は決算資料から抜粋)
「H&M」などSPA業態の小売店を展開するH&M(Hennes & Maurits=ヘネス&マウリッツ)Group(H&Mグループ)の2022年11月期の連結決算は、増収を達成するも、世界規模のコスト増要因が影響し減益となった。コロナ禍の名残も影響したようだ。一方、オンライン販売は好調を持続している。
過半数の企業が増収増益を達成した
(画像はオンワードホールディングスの説明資料から抜粋)
主要上場国内アパレル6社の2023年2月期第3四半期(3-11月)の連結決算が出揃った。過半数の企業が増収増益を達成した。コロナ禍の影響から着実に業績が回復してきているようだ。通期業績も全社で利益を確保する見通し。コロナ禍前の水準には届いていないが、ようやく復調が本格化してきた観がある。
グンゼはフェムテックなどの
新製品が健闘した
主要な上場インナー企業2社――ワコールホールディングス(ワコールHD)とグンゼの2023年3月期第2四半期(4-9月)連結決算をまとめた。両社共に増収を達成した。利益面ではワコールHDが税引前利益で増益。グンゼは円安やコスト増の影響で減益に至った。