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主要上場アパレル企業6社、2023年2月期 第2四半期まとめ
おしなべて各社の業績は回復基調に

update: 2022/10/24

主要上場アパレル企業6社の2023年2月期第2四半期は、 おしなべて回復傾向となった (画像はオンワードホールディングスの説明資料から抜粋)

主要上場アパレル企業6社の2023年2月期第2四半期は、
おしなべて回復傾向となった
(画像はオンワードホールディングスの説明資料から抜粋)

主要上場アパレル企業6社の2023年2月期第2四半期(3-8月)をまとめた。おしなべて各社の業績は回復基調にある。コロナ禍の影響から徐々に脱しつつあるようだ。損失計上から一転して、利益を計上した企業もある。また損失幅を圧縮した企業もあった。決算期は異なるが、同時期に開示されたファーストリテイリングの8月期本決算の決算数値も列挙した。

国内アパレルが復調

主要上場アパレル企業6社、 2023年2月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

主要上場アパレル企業6社、
2023年2月期 第2四半期
財務数値一覧(表1)

対象にしたのは、オンワードホールディングス、アダストリア、TSIホールディングス、三陽商会、バロックジャパンリミテッド、しまむらの6社。いずれも8月末に第2四半期を迎えた企業だ。決算期は異なるが、同時期に開示されたファーストリテイリングの8月期本決算の決算数値も列挙したので参考にされたい(表1を参照)。

過去2年間はコロナ禍の影響を大きく受けた企業がほとんどだった。一時的に大きく損失を計上せざるを得ない事態に陥っていたケースもあった。その一方で、ECなどの無店舗販売などコロナ禍でも売り上げを確保できる施策を強化した成果も見られた。

オンワードホールディングスの第2四半期業績は増収、黒字回復した。国内事業の「アパレル事業」が増収し、営業黒字転換を果たした。「ライフスタイル事業」も増収増益と健闘した。リアル店舗が12%の増収、ECビジネスは7%増だった。着実に業績が好転していることを受けて、通期の業績見通しを上方修正している。連結売上高1,738億円(3.2%増)、営業利益41億円を計画している。

アダストリアは2ケタの増収、大幅な増益となった。主力ブランドの「グローバルワーク」を筆頭に主要なブランドが健闘した。単体の既存店売上は前年同期比で15.0%増と2ケタの伸びとなった。国内のEC売上高は283億円(3.3%増)と堅調な推移だった。TSIホールディングスは2ケタの増収を達成した。利益面は、本社の移転費用を計上したこともあり減益となったが、増収基調である。ゴルフ関連のブランドが健闘した。

三陽商会は、収益認識に関する会計基準を期首から適用している影響で、純然たる前年比がない。しかし損失幅は着実に縮小しており、通期では黒字回復を計画している。主力販路の百貨店の売上高が27.0%増と2ケタの増収で、けん引役になった。

主要上場アパレル企業6社、 2023年2月期 第2四半期 セグメント別売上高(表2)

主要上場アパレル企業6社、
2023年2月期 第2四半期
セグメント別売上高(表2)

バロックジャパンリミテッドは増収。営業段階で増益を達成したが、持分法による投資損失の計上で、経常段階では減益に至った。海外事業は苦戦したが、国内事業は安定した推移だった。しまむらは増収増益となった。上期では過去最高の売上高を更新した。販管費のコントロールも奏功し、営業利益が上期で過去最高額を更新した。主力業態の「しまむら」が売上高2,251億9,200万円(4.5%増)と堅調な推移。その他の業態も健闘した(表2を参照)。                                    

(樋口尚平)

主要上場アパレル企業6社、2023年2月期 第2四半期まとめ おしなべて各社の業績は回復基調に

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