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グンゼ、2022年3月期 連結決算
アパレルが苦戦するも、増収増益を達成

update: 2022/05/16

グンゼの2022年3月期ではレディスインナーが健闘した

グンゼの2022年3月期ではレディスインナーが健闘した

グンゼの2022年3月期連結決算は機能ソリューション事業が健闘したこともあり、増収増益を達成した。アパレルではレディスは健闘したが、ベトナムの工場停止やレッグが伸び悩み苦戦した。また、今年度を初年度とする新たな中期経営計画を策定、公表している。3年後に売上高1,400億円、営業利益100億円を目指す。

レディスやECビジネス、通販が好調

2022年3月期 財務数値一覧(表1)

2022年3月期 財務数値一覧(表1)

連結売上高は1,243億1,400万円(0.5%増)の微増収。売上総利益率(粗利率)は30.3%(0.4ポイント減)と微減した。販管費率を抑えられたこともあり、営業利益は48億8,000万円(4.4%増)の増益となった。経常利益は53億9,900万円(6.0%増)。当期純利益は29億3,900万円(36.9%増)だった。

部門別の売上高では、「機能ソリューション」が561億3,800万円(13.0%増)と好調な推移だった。プラスチックフィルムやメディカル分野が健闘した。営業利益が80億3,200万円(65.5%増)と連結利益のほとんどを稼いでいる。

2022年3月期 部門別売上高(表2)

2022年3月期 部門別売上高(表2)


「アパレル」は売上高571億9,700万円(8.7%減)と伸び悩んだ。レディスやECビジネス、通販は好調に推移したが、店頭販売が苦戦。ベトナムのロックダウンで、綿100%製品が影響を受けた。メンズの「ボディワイルド」は健闘。レディスの「キレイラボ」、「トゥシェ」も好調な推移だった。コロナ禍による外出自粛の影響で、ストッキングが落ち込んだ。期末の在庫が膨らんだため、棚卸資産の評価損を計上したため、営業損失5億5,700万円を計上するに至った。インナー全体の売上高は340億円(5%減)、レッグが123億円(23%減)、計462億円(10%減)。

新中期計画を策定、3年後に売上高1,400億円、営業利益100億円を目指す

本決算の開示に合わせ、今年度を初年度とする新たな中期経営計画「VISION 2030」を策定、公表している。最終年度は2030年だが、3年ごとに期間を区切っている。今回公表したのは、最初の3年間(2022-2024年度)。具体的な数値目標や取り組みを公表している。3年後に売上高1,400億円、営業利益100億円、ROE6.3%以上を目指す。

新中計では、成長をけん引する分野として「メディカル」を掲げている。利益の拡大・貢献では「プラスチック」「エンプラ」ビジネス。コーポレート・ブランドの価値向上では、「アパレル」「ライフクリエイト」を強化する方針だ。2024年度にアパレルの売上高を633億円、営業利益30億円を目指す。直営店やECなどの直販事業、DTCビジネスを成長させる計画だ。                                 

(樋口尚平)

グンゼ、2022年3月期 連結決算 アパレルが苦戦するも、増収増益を達成

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