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島精機製作所、2026年3月期 第2四半期 連結決算──主力の横編機が復調し増収、損失幅が縮小

update: 2025/11/04

2026年3月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

2026年3月期 第2四半期
財務数値一覧(表1)

島精機製作所の2025年3月期 第2四半期(4-9月)の連結決算は、主力の横編機が復調し、2ケタの増収となった。下期へ向けて、復調の兆しが見られる。売上総利益(粗利)は減少したが、販管費も低下し、損失が縮小した。

成型機、「ホールガーメント®」ともに売上台数が増加

連結の売上高は180億9,200万円(22.5%増)で2ケタの増収となった。China市場や東南アジアなどにおける設備投資の増加が寄与した。売上総利益率(粗利率)は35.2%(3.2ポイント減)と減少した。販管費率が減少したこともあり、営業損失が7,900万円(前期は営業損失19億3,800万円)と縮小した。

為替差益の計上により、経常損益は7億8,000万円(前期は20億3,500万円の損失)の利益を計上するに至った。同様に四半期純利益は、6億7,200万円(同21億2,400万円の損失)で黒字転換した(表1を参照)。

2026年3月期 第2四半期 セグメント売上高(表2)

2026年3月期 第2四半期
セグメント売上高(表2)

セグメント別の売上高は、主力の「横編機」が134億8,200万円(35.2%増)と2ケタの増収となった。China市場や東南アジア、イタリアなどが健闘した。政情不安の影響で伸び悩んだバングラデシュも落ち着きを見せている。「デザインシステム関連」は13億5,100万円(1.4%減)とほぼ前年同期比並み。「手袋靴下編機」は2億4,900万円(41.9%減)だった(表2を参照)。

「横編機」の販売台数は、3,487台(1,260増)と回復。「ホールガーメント®」も241台(25増)と増加した。財務面は引き続き安定している。まだまだ設備投資に慎重なメーカーが多いというが、下期へ向けて、プラス材料が増えつつあるようだ。

通期の業績見通しに変更はない。連結売上高445億円(36.8%増)、営業利益15億円、経常利益23億円、当期純利益20億円の計画。2ケタの増収、黒字回復を計画している。                                   

(樋口尚平)

島精機製作所、2026年3月期 第2四半期 連結決算──主力の横編機が復調し増収、損失幅が縮小

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