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主要上場アパレル企業7社、2023年2月期 第1四半期 連結決算まとめ
コロナ禍から復調、全社で利益を確保

update: 2022/07/25

主要上場アパレル企業7社の 2023年2月期第1四半期は軒並み復調傾向になった (画像はオンワードホールディングスの説明資料から抜粋)

主要上場アパレル企業7社の
2023年2月期第1四半期は軒並み復調傾向になった
(画像はオンワードホールディングスの説明資料から抜粋)

主要上場アパレル企業7社の2023年2月期第1四半期(3-5月)の連結決算をまとめた。コロナ禍から復調し、全社で利益を確保するに至った。ほとんどの企業で増収を達成。利益面でも増益、黒字回復した企業が過半数を占めた。

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主要上場アパレル企業7社、2023年2月期 第1四半期 決算数値一覧(表1)

主要上場アパレル企業7社、2023年2月期
第1四半期 決算数値一覧(表1)

対象とした上場企業はオンワードホールディングス、TSIホールディングス、アダストリア、パルグループホールディングス、三陽商会、バロックジャパンリミテッド、しまむらの計7社(順不同)。いずれも2023年2月期で、5月末に第1四半期を迎えた企業だ。決算対象は3-5月という春夏物のプロパー商戦期に該当する。

オンワードホールディングスは、減収増益だった。連結ベースでは国外事業の整理が影響し売上額が減少したが、国内を中心にアパレル事業が復調。事業整理の影響を除くと2ケタの増収となった。国内事業が「アパレル」「ライフスタイル」共に増収増益を達成した。オンワード樫山のOMOサービス「クリック&トライ」が売上増に貢献。導入した店舗では、売り上げが2019年対比で97%まで回復するなど効果が表われた。

ブランドの推移では、昨秋に立ち上げたレディス「UNFILO」(アンフィーロ)がオンライン・リアル店舗の双方で順調に売り上げを伸ばしている。「チャコット」は今年3月に代官山へオープンした旗艦店舗が順調な推移だった。

TSIホールディングスは増収減益だったが、営業利益は予算をクリアした。販管費率の増加が減益につながった。販路別では、EC事業は87億4,000万円(7.8%減)と伸び悩んだが、百貨店が37億9,000万円(14.9%増)、非百貨店(ファッションビル、路面店)が167億1,000万円(16.8%増)と健闘した。ゴルフ事業、レディス事業が堅調な推移だった。

主要上場アパレル企業7社、2023年2月期 第1四半期 セグメント別売上高(表2)

主要上場アパレル企業7社、2023年2月期
第1四半期 セグメント別売上高(表2)

ブランド別では、「パーリーゲイツ」が2ケタ増と好調な推移。「マーガレットハウエル」「ナチュラルビューティベーシック」も健闘した。反面、「ナノユニバース」の業績回復が遅れている。

アダストリアは2ケタの増収、増益と好調な推移だった。主要ブランドが軒並み2ケタ増と健闘した。主力ブランドの「グローバルワーク」が売上高120億9,900万円(34.4%増)と好調に推移。「ニコアンド」「ローリーズファーム」も2ケタの増収を達成した。パルグループホールディングスは第1四半期決算で過去最高の業績を達成した。それに伴い、通期の業績を上方修正している。EC売り上げが27.7%増と好調に推移した。

三陽商会は黒字転換を果たした。中期経営計画に基づく施策の効果も徐々に表われてきている。バロックジャパンリミテッドは増収増益。持分法による投資損失3億400万円の計上で、経常利益は減益となった。米国事業は堅調だったが、China事業が苦戦した。

しまむらは増収増益を達成した。売上高、営業利益が第1四半期として過去最高額となった。主力業態の「しまむら」が売上高1,087億7,300万円(3.1%増)と安定した推移。「アベイル」「バースディ」が好調な推移だった。

(樋口尚平)

主要上場アパレル企業7社、2023年2月期 第1四半期 連結決算まとめ コロナ禍から復調、全社で利益を確保

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