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第2回Femtech Tokyo
日本女子大×明治×シキボウ
Z世代と共にフェムケアアイテムを提案

update: 2023/10/10

《展示会リポート》

2023年10月5日(木)~7日(土)の三日間にわたり東京ビッグサイトで開催された第2回 Femtech Tokyoに、シキボウが食品メーカーの明治と日本女子大学生有志チーム『Be free.(ビーフリー)』と協業で出展した。 Femtech(フェムテック)とは、Female(女性)とTechnology(テクノロジー)をかけあわせた造語で、「生理・月経」「妊活・妊よう性」「妊娠期・産後」「プレ更年期・更年期」など女性特有の健康課題をテクノロジーの力で解決するための製品・サービスを指す。第2回 Femtech Tokyoには、企業200社、650製品が集まった。

木材とくすみカラーが “やさしさ”を想起させるブースはBe free.メンバーが考えた

木材とくすみカラーが
“やさしさ”を想起させるブースはBe free.メンバーが考えた

「食」の明治、「衣」のシキボウで
Z世代に向けた新たなライフスタイルを提案

この協業プロジェクトは、2021年度、22年度の日本女子大学社会連携科目「社会連携を学ぶB」での授業において、社会課題の解決を目指す新たな食育活動として「大学生にとっての食を通じたケア」を明治に提案したことをきっかけに、2023年6月にBe free.が発足。 家政学部食物学科を主体とする1年生から4年生までの全学年名43名が参加するBe free.は、同世代へのフェムケア・フェムテックの普及促進を目指し活動をスタート。そこに「明治 フェムニケアフード」の開発・マーケティングを担当する乳幼児・フェムニケアマーケティング部が活動に参加。さらに、日本女子大学社会連携科目を担当し、今回の活動を指導する日本女子大学の田井中慎非常勤講師を通じ、シキボウの女性社員によるフェムテック・プロジェクトチーム『Méchi(ミチ)』も合流し、今回のブース共同出展となった。

(左)明治は女性特有の悩みに寄り添った、 毎日食べる・飲む“食品”で応援するフードを提案 (右)これまでのサニタリー臭の消臭加工に加え、尿モレ臭の原因と言われている アンモニア・p-クレゾールにも効果を発揮する素材を提案

(左)明治は女性特有の悩みに寄り添った、
毎日食べる・飲む“食品”で応援するフードを提案
(右)これまでのサニタリー臭の消臭加工に加え、尿モレ臭の原因と言われている
アンモニア・p-クレゾールにも効果を発揮する素材を提案

 

前回より繊維素材メーカーの出展は少ないものの、 興味を持つ人たちは多いようだ

前回より繊維素材メーカーの出展は少ないものの、
興味を持つ人たちは多いようだ

プースは「Make Ourselves “Be free” もっと自由に発想し、フェムケアをわたしたちゴトに。」をコンセプトとし、「Be free.」のプロジェクトを紹介すると共に、学生たちがイメージするフェムケアを実践するライフスタイルを展示。明治からは「明治フェムニケアフード α-LunA(アルファルナ)」ブランドを展示し、シキボウからはフェムテック機能加工(経血臭消臭・経血汚れ防汚・敏感肌対応・発熱など)を使用した繊維製品を展示した。

フェムテック・フェムケア製品開発をバックアップ

シキボウのスペースにはオリジナル製品に加え、シキボウの素材を使用して製品化されたアイテムも展示。今後はそういった、他社の製品化をバックアップするような提案もしていく。
また、今回の競業をきっかけに、10月下旬からは日本女子大学生協における販売実証実験を行う。目白キャンパス内の大学生協店舗に「Be free.」のメンバーが9 月のワークショップで明治、シキボウと一緒に考案した「フェムケア・フェムテック販売コーナー」を設置。2 か月間の販売実証実験を行い、Z世代に対する情報発信の実践や今後のマーケティング戦略立案を行うための販売データ分析を行う。この他にも、今後は様々な形で産学を問わず連携をしていく予定だ。

(ファッションライター 苫米地香織)

(左)糸にシルケット加工を施してからレース地にすることで汚れや肌荒れを軽減。 一般的なコットンレースとは違い光沢感もあり、ランジェリーなどに使いやすい。 (右)女性に多い肩こりでピップエレキバンが課題に感じていた 「適切な位置に貼れないこと」を、 インナーウェアに直接エレキバンを仕込むことで解決した「着るピップエレキバン」として製品化。

(左)糸にシルケット加工を施してからレース地にすることで汚れや肌荒れを軽減。
一般的なコットンレースとは違い光沢感もあり、ランジェリーなどに使いやすい。
(右)女性に多い肩こりでピップエレキバンが課題に感じていた
「適切な位置に貼れないこと」を、
インナーウェアに直接エレキバンを仕込むことで解決した「着るピップエレキバン」として製品化。

第2回Femtech Tokyo 日本女子大×明治×シキボウ Z世代と共にフェムケアアイテムを提案

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