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帝人グループ、役員懇親会──内川新社長「収益力の向上に全力で取り組む」

update: 2022/11/28

《企業レポート》

帝人グループの役員懇親会が11月25日、大阪市内で開催された。報道陣を前に、今年4月に就任した内川哲茂(あきもと) 代表取締役社長執行役員CEOは「収益力の向上に全力で取り組む」と取り組み課題を語った。

持続的に成長できる企業を作る

コロナ禍の影響で3年ぶりの開催となった帝人グループの報道関係者との役員懇親会。冒頭、今年4月に就任した内川哲茂 新社長が挨拶し、現状認識と今後の取り組み課題について説明した。同社が展開する事業──マテリアル、ヘルスなど各分野にはそれぞれの特長があると言及。その上で、それらの多様性を活かし、「持続的に成長できる企業を作ることが自身の使命だ」と語った。

過去3年間の中期計画では、アラミド繊維の「トワロン®」などへ積極的に投資を進めてきた同社。「マテリアル」では、安定した収益が確保できる体制の構築に力を入れていく。中期経営計画の最終年に該当する今期。「目の前の収益悪化を食い止め、収益性を再び向上させることが最大の取り組み課題」(内川社長)だと考えている。現在、新たな中期経営計画を策定中だという。

2023年3月期第2四半期は、売上高5,104億5,300万円(12.6%増)の増収、営業利益は142億3,100万円(54.8%減)と大幅な減益、経常利益も199億8,600万円(38.7%減)の減益で、増収減益という結果だった。「マテリアル」は売上高2,326億円(21.9%増)、営業損失45億円(前期は営業利益33億円)。EBITDA(利払前税引前減価償却前利益)は139億円の黒字だったが、減価償却費がかさみ、損失計上に至った。「ヘルスケア」は売上高787億円(9.4%減)、営業利益147億円(39.4%減)で減収減益だった。EBITDAは277億円(25.7%減)。

「厳しい経営環境だが 収益力の向上に全力で取り組みたい」 と抱負を語る帝人の 内川哲茂 代表取締役社長執行役員CEO

「厳しい経営環境だが
収益力の向上に全力で取り組みたい」
と抱負を語る帝人の
内川哲茂 代表取締役社長執行役員CEO

「繊維・製品」セグメントは、売上高1,584億円(18.7%増)と2ケタの増収。営業利益は53億円(47.8%増)と増益。増収増益を達成した。EBITDAは87億円(29.8%増)だった。衣料品カテゴリーでは、欧米や中国向けのテキスタイル、衣料品の販売が好調で、収益に貢献した。円安やコスト増の影響もあったが、販売価格の値上げで対処した。

通期(2023年3月期)の業績見通しは、連結売上高が1兆500億円(13.4%増)と2ケタの増収。今年8月に開示した数値より500億円上方修正した。営業利益は250億円(43.4%減)で、同250億円の下方修正。経常利益は290億円(41.6%減)で、同230億円の下方修正だ。                                    

(樋口尚平)

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