店頭レポート
株式会社ユニクロ 大阪・梅田に西日本最大の旗艦店舗「UNIQLO UMEDA」をオープン
update: 2025/10/24
ファーストリテイリング傘下の株式会社ユニクロが10月24日、大阪・梅田に西日本最大の旗艦店舗「UNIQLO UMEDA」(ユニクロ梅田)をオープンする。既存の店舗を増床・リニューアルした。国内では、銀座店・東京店・新宿本店に次いで4店目、世界では16店目のグローバル旗艦店。西日本の旗艦店舗に位置付ける。
2フロア構成、全方位型の商品構成に
「UNIQLO UMEDA」は、大阪駅に隣接する複合商業施設「LINKS UMEDA」(リンクス梅田)の1-2階フロアにあり、売り場面積は約1,300坪(約4,290㎡)。メンズ、ウィメンズ、キッズ、ベビーを取り揃えるフルラインナップ。グループブランドの「コントワー・デ・コトニエ」や「PLST」(プラステ)、「プリセンス タム・タム」のインナー品も扱う。
1階フロアはレディスを主体に構成。また、「コントワー・デ・コトニエ」と「PLST」がショップ・イン・ショップ形態でコーナー展開する。2階フロアはメンズ、キッズ・ベビー用品をラインナップするほか、協業品などのTシャツを手掛ける「UT」も出店した。また、洋服のリペア(修理)やリメークサービスを提供する国内18店目の「RE.UNIQLO STUDIO」(リ・ユニクロスタジオ)も導入した。
そのほか同店限定品として、今年、欧州で販売する製品「欧州特別コレクション」を、オープンを記念して店頭で限定販売する(オンラインストアでも販売)。欧州のトレンドを採り入れたデザインが特徴で、ウィメンズ9型、メンズ6型、計15型のアイテムを販売する。
内装や什器にも同店独自の試みが見られる。店舗を構える梅田の街を意識して、「うめきた」や「中崎町」「お初天神」など近隣の地名にちなんだアイテムで構成するコーナーを設けた。また、新しい試みとして、什器の端の部分──“エンド”に、「UNIQLO Masterpiece」(ユニクロ マスターピース)と名付けたショーケースを設けた。各コーナーで一押しのアイテムを展示する。
地元住民や関西をはじめ、幅広い客層へアピール
梅田はJRや阪急電鉄、大阪メトロなど複数の公共交通機関が乗り入れているターミナル立地。もちろん国外からのインバウンド客も多数、訪れる。ターゲット層について、ファーストリテイリングの清智彦 グループ執行役員は、「特定の客層にフォーカスしていない。地元の方をはじめ大阪、関西地区、インバウンドまで幅広く来店してもらいたい」と説明する。
今回の「UNIQLO UMEDA」のオープンを機に、近隣の茶屋町に出店していた大型店は閉店する。新店舗で扱うアイテム数は茶屋町の店舗と同じ500-600。増床により充分な売り場面積が確保できたため、その編集にも多種多様な工夫を凝らすことができた。
幅広い客層が集まるターミナル立地である梅田の地には、「グローバル旗艦店が最適だと判断した。今こそリニューアルを実施し、地域の発展にも貢献できると考えた」(清 グループ執行役員)。梅田の地域性も意識しながら、広域からの集客も目指す計画だ。
(樋口尚平)












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