第42回 ベストジーニスト2025 発表
「いまできる子どもっぽさを表現」目黒蓮さん
一般選出部門2年連続受賞、女性は今田美桜さん
が初受賞
update: 2025/11/05
日本ジーンズ協議会が主催する「第42回 ベストジーニスト2025」が発表された。今年は、一般選出部門にアイドル・俳優の目黒蓮さん、俳優の今田美桜さんが受賞。目黒さんは昨年に続き2年連続、今田さんは今回が初受賞となった。
ベストジーニストは、日本ジーンズ協議会がジーンズの良さを多くの人へ認知を広げるために1984年からおこなってきたアワードである。
「一般選出部門」は、SNS調査によりランダムに選ばれた10代~50代までの幅広い世代5000人に「最もジーンズが似合う有名人」を投票で選び、男女上位1位を決定。「協議会選出部門」は、主催者である日本ジーンズ協議会「ベストジーニスト選考委員会」によって選考し決定される。「次世代部門」は、これからの時代をつくる新たな世代の方々から、ジーンズ・スピリットを感じられる方をベストジーニスト選考委員会によって選考決定する。このほか、ビジネスシーンにおけるジーンズの普及に貢献した企業・人物に「協議会選出部門 特別貢献賞」が送られる。
次世代までつなげるための新しい選択肢
一般選出部門2年連続受賞した目黒さんは、今年も「受賞の知らせを受けて、最初に愛犬へ報告した」とコメントし、会場をほっこりとさせた。スケジュールの都合で発表会に出席できなかった今田さんは、初受賞に寄せて「普段からジーンズは着ているけど、そのイメージを持ってもらえていることがうれしい」と動画でメッセージを送った。
協議会選出部門には、俳優・モデルのKōkiさん、お笑い芸人のみなみかわさん、俳優の松本若菜さん、アーティストのHANAが選ばれた。 Kōkiさんは日頃から愛用しているデニムのセットアップに、黒のハイヒールで登場。シンプルなスタイルだからこそ、スタイルの良さが際立っていた。
みなみかわさんは、いつも衣装として着ているデニムのスタイル。いまではトレードマークになっているデニムの蝶ネクタイは、コロナ禍でアルバイトをしていた恵比寿のアパレル店「ジェラード」の社長のアイデアによるものだと明かした。
松本さんが着用していたデニムのセットアップは、この日のためにスタイリストが作成した一点もの。しかも、事務所の社長や友人、その家族などから、着なくなったジーンズやデニムアイテムを集めて、リメイクしたという。松本さんは「このステージにみんなの思いも一緒に連れてくることができた」と語った。
オーディション番組から誕生した7人組ガールズグループ「HANA」は、今年7月に「Blue Jeans」という楽曲をリリース。グループ全体のコンセプトはもちろん、楽曲も含め、その姿勢はベストジーニストが掲げる「KEEP ON YOUR JEANS SPIRITS」に相通じるとして選ばれた。一人ひとり、個性のあるデニムアイテムのチョイス、ジーンズの着こなし方をしており、Kōkiさんも「私も真似したいと思います」と話した。
協議会選出部門 特別貢献賞には、声優の花江夏樹さんと、株式会社ポケモン・株式会社ポケモンセンターが選出。次世代部門には、スケートボード日本代表の猪又湊哉さん、モデル・俳優の紺野彩夏さんが選ばれた。
発表会でおこなわれたトークセッションでは、殿堂入りした木村拓哉さんも話題に。Kōkiさんは今回の受賞にあたり「当時、父が何を着ていたか写真を探しました」と話した。アパレル店でアルバイトをしていたみなみかわさんは、ことあるごとに「お父さんにいらないヴィンテージデニムがあったらくださいと言っておいて」と猛アピール。プライベートでも先輩芸人のさまぁ~ず・大竹一樹さんにヴィンテージデニムを譲ってもらったこともあり、「ヴィンテージデニムは買うんじゃなくて、人から欲しい」と言って会場を笑わせた。
(ファッションライター 苫米地香織)







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