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2023NEW環境展/地球温暖化防止展
香水のメカニズムを応用
発想の転換で生まれた消臭技術

update: 2023/05/29

展示会リポート

シキボウ株式会社は、2023年5月24日(水)~26日(金)の三日間にわたり、東京ビッグサイトで開催されたアジア最大級の環境展『第32回 2023NEW環境展・第15回2023地球温暖化防止展』に、防臭・消臭繊維の開発を進める中で誕生した『デオマジック』で出展した。

不快なに臭いをなくすのではなく、取り込む
まったく新しい消臭技術

繊維メーカーであるシキボウでは、オストメイト(腹部に排泄のための『ストーマ(人工肛門・人工膀胱)』を造設した人)からの要望で、排せつ物の匂いを消すストーマカバーを作れないかという要望に応えて、研究開発してきた。その開発中に誕生したのが、新しい消臭技術で不快な臭いをなくす臭気対策材『デオマジック』だ。
ひとつの香水は、何十種類もの香料をブレンドして完成するが、その中には香りの個性や深みを出すために「不快な臭いの成分」が微量に含まれているという。そこで『デオマジック』はその香水をブレンドする技術を応用して、不快な臭いを取り込み、違う匂いに変えることで不快な臭いを抑え込むことに成功した。
 ブースでは、一般的な消臭・防臭剤とデオマジックとの違いを感じてもらうためのサンプルを用意。一般的な消臭・防臭材は不快な臭いに香料の匂いが上塗りされて、かえって臭くなるが、『デオマジック』は違う臭いに変換され、不快な臭いを感じにくくなっている。

しかし、この成分は洗濯すると効果が落ちるため、繊維に入れることは難しく、消臭剤として約7年前から販売を開始した。現在は、産廃処理場、下水処理場、ゴミ焼却場、畜産業、仮設トイレ、葬儀場関連などの業務用2種類と、一般向けに便臭用と生ゴミ臭用を展開している。 今回の環境展では廃プラスチックのリサイクルメーカーからの関心も高く、リサイクル加工中に起こる臭気問題にも一役買いそうだ。

(ファッションライター 苫米地香織)

一般向けのスプレータイプのデオマジック ピンクの花柄のパッケージは便臭用、 黄色のレモン柄のパッケージは生ゴミ臭

一般向けのスプレータイプのデオマジック
ピンクの花柄のパッケージは便臭用、
黄色のレモン柄のパッケージは生ゴミ臭

臭気対策に悩む方は多いようで、 常にブースで足を止める来場者がいた

臭気対策に悩む方は多いようで、
常にブースで足を止める来場者がいた

2023NEW環境展/地球温暖化防止展 香水のメカニズムを応用 発想の転換で生まれた消臭技術

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