企業レポート
グンゼ、佐口敏康 社長──2026年 経営方針
創業130周年を機に「ビジネスプロセス改革」と「グローバル競争力と技術の強化」に注力
update: 2026/01/14
グンゼの佐口敏康 代表取締役社長は2026年の新年に臨み、2026年の取り組み課題について、創業130周年を迎える今年に当たり、「ビジネスプロセス改革」と「グローバル競争力と技術の強化」に注力する方針を明らかにした。アパレル事業では、収益性の再強化を掲げ、集中特化を進めて強みの商材をブラッシュアップする。
アパレル事業は事業構造改革に着手、“機能ブランディング”で顧客を獲得
今年、2026年は中期経営計画「VISION 2030 stage2」の2年目に該当する。「持続的に成長できる企業に“創りかえる”」段階に位置付けている。具体的には、「グローバル人財の獲得」と「環境負荷低減に貢献する技術の開発強化」が重点テーマだ。業務の効率化や生産性の向上を目指す「ビジネスプロセス改革」に徹底して取り組む方針だ。
創業130周年を迎える2026年に当たり、メディカル事業などの新規分野の開拓、また若年層をメーンターゲットにした認知度・好意度向上のための施策を実施する。周年サイトの公開や、SNSを活用したブランド発信など、若年層を意識したマーケティングを推し進める。
立て直し途上にあるアパレル事業では、事業構造改革に本格着手。品質や着心地、機能性などオリジナルの価値を提供できるカテゴリーを選択し、集中的に強化する。ブランドや品番数を集約し、効率の良いビジネスモデルへ転換する計画だ。
年間を通じて新しい柱商材の1つに成長してきた「アセドロン」は、強化ブランドの1つ。エンドユーザーの“汗の悩み”を解決する機能性を明確に言語化・視覚化した点が特長で、消費者ニーズを的確にとらえられた成功事例だと考えている。これを“機能ブランディング”と称し、独自の機能的価値をブランドの核に据えて、さらに新規顧客を獲得する構えだ。
「アセドロン」で成果の上がった“機能ブランディング”の手法を、「キレイラボ」および「ボディワイルド」にも水平展開。両ブランドが得意にする具体的な機能性を言語化し、販促ツールに反映させて、顧客ニーズの取り込みを進めている。2025年盛夏以降、この新しいビジュアルで市場展開したところ、「キレイラボ」が前年同期比10%増、「ボディワイルド」(機能訴求型ボクサーパンツ「エアーズ」)が同24%増と結果となって表われた(25年7-10月の実績)。
2026年度までは、アパレルビジネスの事業構造改革の時期に位置付ける。2027年度から中期計画の最終年度に該当する2030年を成長フェーズとして、新規顧客の獲得と収益性の向上により、業績を好転させる回復期にする計画だ。
(樋口尚平)







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