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SHIMA SEIKI 東京プライベートショー2023
モノづくりから販売の現場まで
島精機の技術力を総結集

update: 2023/02/13

株式会社島精機製作所は、2023年2月7日(火)~9日(木)の三日間に渡り、東京・科学技術館にて『SHIMA SEIKI東京プライベートショー2023』を開催した。同展は新型ホールガーメント横編機「SWG-XR」をはじめ、コンピュータ横編機、デザインシステム、CAD/CAMシステム、インクジェットプリンティングマシン、糸・編み地データ・3Dデータなどデジタルコンテンツを取り扱う各種WEBサービス(ヤーンバンク、シマデータモールなど)を出展。そのほか、牛乳パックを再生した古紙糸「REPAC」や、同社が運営するサステナブル&循環ニットウェアのECサイト「ブルーニット ストア」も紹介する。また、昨年の創立60周年記念イベントで披露した「XRマネキンfor APEXFiz」によるVR・AR体験も行った。

三年ぶりの東京プライベートショー
三年間でさらに進んだ技術力を披露

前回のプライベートショーは2019年に開催した。この時はスペイン・バルセロナで開催された、業界内で“繊維機器のオリンピック”と称される世界最大の繊維機器総合展示会「ITOMA2019」で発表した内容をメインに展示された。今回はこの3年間でさらに進化した技術や、2022年9~11月に和歌山県の本社で行われていた創立60周年記念イベントをさらにブラッシュアップした内容を披露。

その中でも注目は、デザインソフトのAPEXシリーズがバーションアップしたことと、ホールガーメント横編機の技術進化により、これまで技術的な課題で効率が上がらなかったインターシャ編みが、MAX44色を使用し、且つ効率アップで早く編み上げることが可能になった。横編機の技術が進化するだけでなく、その技術を動かすためのデータ作成の面も向上したことにより、この技術が実現した。

 ヤーンバンクやシマデータモール、デザインシステムの APEXシリーズを展示するデザインゾーン

ヤーンバンクやシマデータモール、デザインシステムの
APEXシリーズを展示するデザインゾーン

 ホールガーメント横編機の進化によって、色・柄はもちろん ドレープやフレア、襟など、ディテールのバリエーションも増えた

ホールガーメント横編機の進化によって、色・柄はもちろん
ドレープやフレア、襟など、ディテールのバリエーションも増えた

様々な編み方を組み合わせることで、パットが収納できるブラトップと ショートパンツのセットアップも編めるようになった

様々な編み方を組み合わせることで、パットが収納できるブラトップと
ショートパンツのセットアップも編めるようになった

また、コンピュータ横編機も複雑な形状を再現できるようになり、留め具や持ち手部分もすべてニットで形成された製品が編めるようになった。来場者も出来上がったサンプルを見て驚いた様子で見ていた。

  写真左 バッグは持ち手の部分にクッションが入っており、持ちやすくなっている。リバーシブルに使えるデザインになっており、内側もシンプルな柄を見せることもできる。
写真右 糸や編み方の組み合わせで硬さを出すこともでき、スマホケースや財布、名刺入れのような小物などもニットで作ることが可能になった。

子会社によるサステナブルな施策も展示

同社の子会社である東洋紡糸工業もサステナブルゾーンを展示した。サステナブルブースでは、ジャパン・ベスト・ニット・セレクション2022でも披露した牛乳パックから再生した糸「REPAC」やその再生糸で編まれたサンプルのほか、今までにない編みやすく、扱いやすいシルク糸「MAYUCA」やトウモロコシなど植物由来のバイオマスプラスチックを原料にした生分解性の高い糸で編んだニットサンプルを展示し、来場者の注目を集めた。

繭の山や乾燥したトウモロコシなど、あらゆるものからニット製品を つくることが可能になっていることに驚いてしまうサステナブルゾーン

繭の山や乾燥したトウモロコシなど、あらゆるものからニット製品を
つくることが可能になっていることに驚いてしまうサステナブルゾーン

XRで店頭に商品がない時代が着々と近づいてくる

創立60周年記念イベントでも紹介された「XRマネキンfor APEXFiz」をさらに体感できるXRゾーン。来場者にVRゴーグルを装着してもらい、目の前に浮かび上がるマネキンに近寄ったり、遠ざかったりしていた。近寄ると編み目まで見ることができる。
XRマネキンはその人を3Dスキャンできれば、実際に商品は無くても試着した姿を見ることも可能になる。自身の3Dデータがあれば、デザインソフトで作成したデータで試着することができるのである。データ上で試着し、気に入ったものをホールガーメント横編機へ送信し、製品化する。という、近未来を感じさせる展示会だった。

(ファッションライター 苫米地香織)

 

写真左 XRマネキンを体験する来場客の様子
写真右 60周年記念イベントで披露された記念ムービーに登場したニットドレス実際に手に取って見ることができる

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