イベントレポート
「JIAM 2024 OSAKA」国際アパレル&ノンアパレル生産技術見本市──開催概要を発表
update: 2024/08/05
今秋に開催予定の国際アパレル&ノンアパレル生産技術見本市「JIAM 2024 OSAKA」の開催概要が8月1日、公表された。今年11月27日から30日までの4日間、大阪・インテックス大阪を会場に国内外の関連企業が新製品を出展する。通常は4年に1回の実施だが、前回はコロナ禍で延期されていたため、2年前の2022年に開催された。
出展社数も復調傾向、ノンアパレルの提案にも注力
同見本市は1984年に初開催以降、今回で13回目を迎える。展示会の正式名称は、「JIAM 2024 OSAKA 国際アパレル&ノンアパレル生産技術見本市」で、テーマは「JIAMから、つながる... ~次世代技術と匠の技のコラボレーション~」(主催、一般社団法人日本縫製機械工業会)。今回も引き続き、「VDMA」(ドイツ機械工業連盟縫製・皮革機械協会)、SPESA(the Sewn Products Equipment & Suppliers of the Americas=NPO米国縫製品機器およびサプライヤー協同組合)、「CSMA」(中国縫製機械協会)が特別協賛する。
日本縫製機械工業会副会長で、JIAM 2024 OSAKA実行委員長の近藤章吾氏は概要発表会において、「出展各社の話を聞いていると、一番充実した展示内容になりそうな印象を受けた。第4次産業革命の観がある」と語った。また、アパレルに加えて「“ノンアパレル”の出展にも引き続き、力を入れた」。
前回(2022年)の出展社数は11カ国・地域から150社・団体が参加した。小間数は930。今回は7月末時点で11カ国・地域から137社(国内85社、海外52社)、976小間の出展が決まっており、順調な集まりのようだ。出展面積も2万3,305㎡で、前回の2万1,136㎡をすでに上回っている。今後も共同出展などその数は増える見込みだという。
ノンアパレル分野では、自動車や航空・宇宙産業関連、インテリア・家具・住居関連などからの出展が増えている。アパレルにとどまらずノンアパレルに関連する各種企業への来場要請にも力を入れており、見本市の活性化を目指している。
来場者数の目標は、前回を上回る1万5,000人超を計画している。うち、海外からは5,000人規模の来場者を見込んでいる。
(樋口尚平)