展示会レポート
第55回ASM OSAKA(旧 大阪ミシンショー)を2年ぶりに開催
update: 2026/03/09
大阪府ミシン商業協同組合(理事長、大町敏之)が主催する第54回ASM OSAKA(旧 大阪ミシンショー)が3月6日と7日の2日間、インテックス大阪を会場に開催された。2024年以来、2年ぶりの展示会開催となった。
より自動化を進化させたミシン、縫製機器が出展される
前回より、展示会の名称を従来の「大阪ミシンショー」から新たに「ASM OSAKA」(アスモ オオサカ)に改めた。テーマは「最先端技術との融合 未来へ紡ぐ」。副題には、「Apparel & Sewing Machine promotion」の文言を添えた。
同展示会には工業用から家庭用の大手ミシンメーカーをはじめ、縫製作業に関わる多種多様な企業が出展した。出展社数は前回並みの49社(4減)で、ミシンなど縫製機器をはじめ、裁断機器のほか、周辺の用品や消耗品など、総合的な商材が国内から一堂に会する機会となった。
以下に、主要な出展社の提案内容をまとめている(順不同)。共通した傾向は、前回と共通項がある。慢性化している人手不足の状況下で、可能な限り「生産効率と品質の安定化を実現する」いう点が重視されている。自動化を進め、アパレルなど製品の生産効率を高める試みがより深化している。
島精機製作所は、主力の横編機のほか、拡販に力を入れている自動裁断機が主な展示製品。横編機では無縫製「ホールガーメント®」の「SWG®091N2」を提案した。ロスが少なく済み、小ロット生産に向いている。絵や写真の図柄を読み込んで、ニット柄に反映させることも可能だ。
自動裁断機「P‐CAM®」の最新機種「P‐CAM®R」も展示した。アジアを中心に国外での販売が始まっている今後は欧州での販売も視野に入れている。裁断スペースへの進入防止カバーを設けるなど今後、海外市場で必要になるであろう仕様も採用した。カーシートなど、非アパレル分野の自動車産業など、精度が求められるカテゴリーへの浸透を考えている。
ブラザー工業はアパレルとノン(非)アパレル向けの製品それぞれの製品を提案した。新製品の提案では「NEXIO」シリーズから、従来の倍のサイズの“釜”を搭載した本縫いミシン「S-7240D」を出展した。ボビン交換の回数が減り、作業の効率化につながる。ジーンズやシャツなど布帛の縫製を想定した。液晶のカラータッチパネルを使用。肉厚の生地を縫製する際の“ずれ”を抑える機能を付けた。
カーシートなど資材向けの縫製ミシン「BAS-341K」は自動縫製機能を持つ。“つまみ”で細かい縫製の設定ができる「デジフレックスチューン」を搭載。釜の周辺に4つのセンサーを付け、調整がより容易になった。生産性・再現性に加え、異なる工場でも同質の製品が生産できる展開性にも優れる。
PEGASUSは、デジタル技術を活用した精度の高い縫製が可能な「MX Digital」ミシンを参考出展した。人手不足やスキル不足を補えるほか、安定品質も担保できる。生地を抑える圧力をデジタルで調整。縫製中の生地圧の状態もセンサーで検知する。
また、「SOH-500」シリーズも提案。Tシャツの袖部分など、安定した縫製が難しい個所を半自動で加工できる。オペレーターのスキルをそれほど必要としないため、安定品質の製品を効率良く生産できる。また歩留まりも良くなる。
(樋口尚平)










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