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INDITEX、2023年1月期 連結決算
主力の「ZARA」ブランドがけん引、2ケタの増収増益に

update: 2023/03/20

INDITEX社の2023年1月期連結決算は 2ケタの増収増益に (画像はインディテックス本社)

INDITEX社の2023年1月期連結決算は
2ケタの増収増益に
(画像はインディテックス本社)

「ザラ」や「ベルシュカ」などカジュアルアパレルのSPA業態を展開するINDITEX(インディテックス)社の2023年1月期連結決算は、主力の「ZARA」ブランドがけん引し、2ケタの増収増益を達成した。主要な収益数値がコロナ禍前の水準を上回った。そのほか大半のブランドがプラス成長した。利益率も10%台を維持しており、高収益体質が続いている。オンライン売り上げも好調な推移だった。

高効率体質を持続、コロナ禍前の収益を上回る

INDITEX、2023年1月期 財務数値一覧(表1)

INDITEX、2023年1月期
財務数値一覧(表1)

連結の売上収益は、325億6,900万ユーロ(約4兆5,922億2,900万円、1ユーロ=141円で換算)、17.5%増と2ケタの増収となった。主力業態の「Zara」(ザラ)がけん引役となった。コロナ禍の影響を受けていない3年前の2019年度(2020年1月期)の実績――282億8,600万ユーロを上回った。

売上総利益率(粗利率)は57.0%(0.1ポイント減)とほぼ横ばい。相対的に販管費率が低下したこともあり、営業利益(EBIT)は55億2,000万ユーロ(約7,783億2,000万円、同)、28.9%増と増益を達成した。2019年度の実績を上回った。

税引前利益は53億5,800万ユーロ(約7,554億7,800万円、同)、27.6%増と2ケタの増益だった。当期純利益も41億3,000万ユーロ(約5,823億3,000万円、同)、27.4%増と増益を達成した(表1を参照)。

主力業態の「Zara」が好調、収益に大きく貢献

INDITEX、2023年1月期 業態別売上高(表2)

INDITEX、2023年1月期
業態別売上高(表2)

業態別の売り上げでは、主力の「Zara」(ザラ)が237億6,100万ユーロ(約3兆3,503億100万円、同)、21.3%増と復調した。税引前利益は40億200万ユーロ(約5,642億8,200万円、同)、38.5%増で、増収増益を達成した。

そのほかのほとんどの業態が増収と順調な推移だった。「Bershka」(ベルシュカ)が23億8,400万ユーロ(約3,361億4,400万円、同)、9.5%増。「Stradivarius」(ストラディヴァリウス)は20億5,600万ユーロ(約2,898億9,600万円、同)、12.7%増。(表2を参照)。

期末の店舗数は5,815店(662減)。さらに店舗数が減少した。その半面、EC=オンラインの売り上げが78億ユーロ(約1兆998億円、同)、4.0%増と順調に成長した。「Zara」は1,885店(122減)、「Zara Home」が427店(55減)。「Bershka」が860店(111減)、「Stradivarius」が849店(66減)と減少した。全業態でリアル店舗が減少している。

財務面では、効率性指標が好転している。商品回転率が4.5と微増。交差比率が256.5と改善した。流動性指標も安定した数値。D/Eレシオは無視してもいい水準にある。                                    

(樋口尚平)

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