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主要上場国内アパレル6社、2026年2月期 第3四半期まとめ──半数の企業が増益基調に

update: 2026/01/20

主要上場国内アパレル6社の2026年2月期 第3四半期は、 半数の企業が増益を達成した (画像はオンワードの「アンフィーロ」。説明資料から抜粋))

主要上場国内アパレル6社の2026年2月期 第3四半期は、
半数の企業が増益を達成した
(画像はオンワードの「アンフィーロ」。説明資料から抜粋))

主要上場国内アパレル6社の2026年2月期第3四半期(3-11月)の連結決算が出揃った。半数の企業が増益を達成した。コロナ禍の影響からは完全に脱した観はあるが、慢性化しているコスト高など、マイナス要因も存在している。通期業績は過半数の企業で増収を計画している。

ブランド間、販路間で業績の好不調が分かれる

主要上場国内アパレル6社、 2026年2月期 第3四半期 財務数値一覧(表1)

主要上場国内アパレル6社、
2026年2月期 第3四半期 財務数値一覧(表1)

対象にした企業はオンワードホールディングス、アンドエスティHD(旧アダストリア)、TSIホールディングス、三陽商会、パルグループホールディングス、バロックジャパンリミテッドの6社(順不同)。いずれも2025年11月末に第3四半期を迎えた企業だ。各社の第3四半期連結決算の業績を表1にまとめているので参考にされたい。

オンワードホールディングスは、2ケタの増収を達成した。主力のオンワード樫山を中心に、冬物衣料が好調に推移した。新興ブランド「アンフィーロ」(41.6%増)や、オーダースーツの「カシヤマ」(29.1%増)、「チャコット・コスメティクス」(28.0%増)などが健闘した。在庫管理など効率化を目指した構造改革の効果が徐々に表われており、売上総利益率(粗利率)は高水準を維持している。同社が重視するEBITDA(利払前税引前減価償却前利益)も135億9,000万円(10.2%増)と改善した。

アンドエスティHD(旧アダストリア)は増収と堅調な推移。第3四半期(9-11月)の売上高は過去最高を記録した。主力ブランドの「グローバルワーク」が0.3%増と前年並みの推移。「ニコアンド」(4.7%増)や「ローリーズファーム」(5.5%増)は堅調に推移した。「ラコレ」は2ケタ増と順調な推移だった。自社ECなど「プラットフォーム事業」やグローバル事業、ブランドリテール事業共に、計画通りの推移だった。

TSIホールディングスは、期中の9月からデイトナ・インターナショナルが連結対象に加わったため、収益が拡大している。微増収、大幅な増益となった。販路別では、非百貨店が2ケタの増収と健闘。ECは売上高141億円(66.8%増)と好調な推移だった。主力ブランドは伸び悩んだ。「AVIREX」が71億円(18.9%増)と健闘した。

パルグループホールディングスは第3四半期において、過去5年連続で最高収益を更新した。2ケタの増収増益となった。「ノーリーズ」ブランドの連結効果も後押ししたようだ。第3四半期の既存店売上高も3.1%増(EC含む)と堅調に推移した。EC単独では、7.2%増と好調だった。

三陽商会は、天候や市況悪化の影響もあり、減収に至った。過剰在庫の抑制を進めたこともあり、粗利率が低下した。バロックジャパンリミテッドは2ケタの減収だったが、損益面では、経常段階で黒字を回復した。粗利率が改善したが、販管費率も増加した。「MOUSSY」ブランドが好調に推移した。「デニム・コラボ」がけん引役になった。また、「RODEO CROWNS WIDEBOWL」の既存店客数が大きく回復、既存店ベースの売り上げが12.5%増と好調な推移だった。                                    

(樋口尚平)

主要上場国内アパレル6社、2026年2月期 第3四半期まとめ──半数の企業が増益基調に

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