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しまむら、2022年2月期 連結決算
主力の「しまむら」業態が堅調、増収増益に

update: 2022/04/11

しまむらの2022年2月期は 増収増益を達成した (画像は説明資料から抜粋)

しまむらの2022年2月期は
増収増益を達成した
(画像は説明資料から抜粋)

「しまむら」などカジュアル衣料業態を展開する しまむら の2022年2月期(2021年度)連結決算は、増収増益を達成した。主力業態の「しまむら」が堅調に推移したほか、2番手の「アベイル」「バースディ」も健闘した。コロナ禍の影響を最小限に抑え、収益性が改善している。

柱の業態が収益改善に貢献

2022年2月期 財務数値一覧(表1)

2022年2月期
財務数値一覧(表1)

連結の売上高は5,836億1,800万円(7.6%増)と堅調な推移だった。主力の「しまむら」をはじめ、「アベイル」や「バースディ」も収益に貢献した。売上総利益率(粗利率)は34.1%(0.2ポイント増)で前期とほぼ同水準。販管費率が減少したこともあり、営業利益が494億2,000万円(30.0%増)と増加した。同様に経常利益も505億6,700万円(28.3%増)、当期純利益も354億2,800万円(35.4%増)と増益を達成した(表1を参照)。

業態別では、前述の通り「しまむら」がけん引役になった。売上高4,401億1,800万円(6.8%増)と堅調な推移だった。既存店1店舗当たりの売上高が約3.1億円に上昇し、営業利益率が10%に達した。「アベイル」は売上高544億4,600万円(10.0%増)と2ケタの増収したほか、黒字化を達成した。「バースディ」も同695億500万円(10.9%増)と2ケタの増収となった。これら主力の3業態の既存店ベースの売り上げは前年度を上回った。

主力の「しまむら」業態では、「婦人衣料」が売上高1,392億500万円(9.6%増)とけん引役になった。「肌着」は同1,018億5,400万円(1.2%増)。「紳士衣料」が同388億4,100万円(4.2%増)と健闘した(表2を参照)。期末の店舗数は、2,204店(5増)。既存店の底上げで収益性が向上した。

商品力の強化が功を奏する

2022年2月期 業態別・部門別売上高(表2)

2022年2月期
業態別・部門別売上高(表2)

収益性が改善した背景には、かねて課題だった商品力の強化がある。「しまむら」事業では、自社開発ブランド(PB)と、サプライヤーとの共同開発ブランド(JB)の展開を拡大。売り場と販促との連動も後押しした。品揃えの幅を広げ、コーディネート提案を強化した。その結果、客数と買上点数の増加につながった。

「アベイル」事業では、レディスの新規JBの品揃えを拡大。新設したインテリア部門も売上増に貢献した。「バースディ」事業では、主力JBの品揃えの拡大が功を奏した。季節商品を前倒し展開した事も売上増につながった。今後も、「しまむら」を基幹事業に据える。既存店売上の継続した成長と、収益性の向上を目指す。

財務面は引き続き安定している。商品回転率が7.5(0.5ポイント増)と改善したほか、粗利率も微増し、交差比率が255.8(18.5ポイント増)と向上した。手元流動性資金が潤沢で、同比率も4.6と改善している。

通期の業績見通しは、連結売上高が6,066億800万円(3.9%増)。営業利益は520億5,800万円(5.3%増)、経常利益は529億9,800万円(4.8%増)、当期純利益は371億9,700万円(5.0%増)を計画している。                                    

(樋口尚平)

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