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H&Mグループ、2020年11月期 第2四半期 “上期”連結決算
コロナ禍が影響し、減収・損失を計上

第2四半期は減収・損失を計上 (画像は決算資料から抜粋)

第2四半期は減収・損失を計上
(画像は決算資料から抜粋)

「H&M」などSPA業態の小売店を展開するH&M(Hennes & Maurits=ヘネス&マウリッツ)グループの2020年11月期 第2四半期(12-5月)の“上期”連結決算は、コロナ禍でリアル店舗を大量閉店した影響が大きく、減収・損失を計上するに至った。特に第2四半期(3-5月)の落ち込みが収益の足を引っ張った。

リアル店舗の閉鎖がマイナス要因に

 2020年11月期 第2四半期 財務数値一覧(表1)

2020年11月期 第2四半期
財務数値一覧(表1)

連結の売上収益は、836億1,200万スウェーデンクローナ(約9,197億3,200万円、1スウェーデンクローナ=11円で換算)、22.9%減。第2四半期(3-5月)の売上収益が286億6,400万スウェーデンクローナ(約3,153億400万円、同)、50.1%減と半減した影響が大きかった。売上減に伴い、売上総利益(粗利)も減少。粗利率も49.4%(3.5ポイント減)と落ち込んだ。販管費の額は減少したが、同比率が53.6%(7.1ポイント増)と増えたこともあり、営業損失34億9,800万スウェーデンクローナ(約384億7,800万円、同)を計上するに至った(表1を参照)。

金融項目控除損益も39億7,800万スウェーデンクローナ(約437億5,800万円、同)の損失計上となった。四半期損益は、30億6,300万スウェーデンクローナ(約336億9,300万円、同)の損失に至った。

2020年11月期 第2四半期 地域別売上高(表2)

2020年11月期 第2四半期
地域別売上高(表2)


主要な地域別は、軒並み2ケタの減収となった。主力の「Germany」(ドイツ)は売上高129億3,000万スウェーデンクローナ(約1,422億3,000万円、同)、16.3%減。「USA」(米国)も同95億7,500万スウェーデンクローナ(約1,053億2,500万円、同)、31.0%減と苦戦した(表2を参照)。期末の総店舗数は、5,058店(79増)。主力業態の「H&M」が4,471店(42増)。「COS」が294店(20増)、「Monki」が127店、「Weekday」が54店(10増)だった。

なお、「Japan」(日本)市場は売上高が18億3,200万スウェーデンクローナ(約201億5,200万円、同)、24.5%減だった。期末の総店舗数は109店(4増)と増加した。

財務面では、会計の計上項目の変更が影響し、総資産が増加したため自己資本比率が相対的に減少した。また借入金の増加により、D/Eレシオの数値が悪化している。棚卸資産(在庫)は前年同期と比べると微減したが、商品回転率はやや低下した。交差比率も減少している(表1を参照)。                                 

(樋口尚平)

H&Mグループ、2020年11月期 第2四半期 “上期”連結決算 コロナ禍が影響し、減収・損失を計上

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