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パレモ・ホールディングス、2019年2月期 連結決算
売り上げは横ばい、経費増で減益に

2019年2月期 財務数値一覧(表1)

2019年2月期
財務数値一覧(表1)

パレモ・ホールディングスの2019年2月期連結決算は、売り上げは横ばい傾向だったが、経費増で減益に至った。伸び悩むアパレル事業を雑貨ビジネスがカバーした形だ。アイテム別では、セーター及びスカートが健闘した。

雑貨事業がアパレルをカバー

同社は前期途中から連結決算に移行している。そのため、純然たる前年比がない決算数値がいくつかある。表1に前年度の決算数値表を併記しているので、参考にされたい。当期の連結売上高は、232億6,800万円とほぼ前年並みだった。前期は236億円の実績だった(表1を参照)。

売上高総利益率(粗利率)は55.7%(0.2ポイント増)とやや改善したが、販管費率が52.7%(0.4ポイント増)と増加したこともあり、営業利益は7億円(5.5%減)とやや減少した。経常利益は、営業外収益の減少もあり7億1,200万円(7.3%減)の減益となった。当期純利益は、減損損失などの特別損失がかさみ、5億5,300万円(41.7%減)と大幅な減益に至った(表1を参照)。

2019年2月期 品目別売上高(表2)

2019年2月期
品目別売上高(表2)

品目別売上高では、前述の通り雑貨類──中でも「生活雑貨」が52億6,700万円(8.4%増)と健闘を見せた。主力のアパレルでは、「セーター」が21億100万円(6.2%増)と健闘した。また、「スカート」も17億2,700万円(14.5%増)と2ケタの増収を達成した。売上規模が最も大きい「カットソー」は27億7,800万円(5.8%減)と苦戦した。アウター類は暖冬傾向の中、健闘した。「ブラウス」が14億8,400万円(12.2%減)、「パンツ」が17億2,200万円(15.6%減)で、それぞれ2ケタの減収と苦戦した(表2を参照)。

期末の店舗数は478店(出38、退29)。「ギャルフィット、スズタン他」は188店(退8)。強化業態に位置付けている「ルディックパーク、ナインスクエア」は29店(出10)。雑貨で成長業態に位置付ける「イルーシー300」は57店(出20、退2)と増加した。

デベロッパー別では、イオングループが145店(出16、退6)と最も多い。ユニーは89店(出1、退6)。7&iグループは26店(出1、退3)。イズミが14店(退1)、フジが12店。

財務面の深刻な数値はないようだ。商品回転率は6.1と高く、粗利率が50%を超えることから、交差比率は300台に到達している。自己資本比率が30.9%と低い水準。D/Eレシオが0.6倍とやや高めである。

通期の業績見通しは、連結売上高が247億円(6.2%増)、営業利益が7億5,00万円(7.1%増)、経常利益が7億6,000万円(6.7%増)、当期純利益は6億円(8.4%増)。増収増益を計画している。                                  

             

(樋口尚平)

パレモ・ホールディングス、2019年2月期 連結決算 売り上げは横ばい、経費増で減益に

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