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リーバイ・ストラウス社、2018年11月期 連結決算
全地域でプラス成長し、増収増益を達成

2018年11月期 財務数値一覧(表1)

2018年11月期
財務数値一覧(表1)

現地時間2月5日に開示されたLevi Strauss & Co.(リーバイ・ストラウス社、米国)の2018年11月期連結決算は、全地域でプラス成長を果たしたことにより、2ケタの増収を達成した。利益面でも、2ケタの増益となった。地域別では、「Europe」(欧州)が高い伸び率だった。

DTC事業がけん引役に

連結売上収益は55億7,500万米ドル(約6,299億7,500万円、1米ドル=113円で換算)、13.7%増と2ケタの増収だった。特に「DTC=Direct-to-consumer」(ディレクト・トゥ・コンシューマー)――直販事業が好調で、18%増と高い成長率だった。卸事業は11%増と2ケタの伸び。地域別では、主力の「Americas」(米州)と「Europe」が貢献した。

売上高総利益率(粗利率)は53.8%(1.6ポイント増)と改善した。販管費率は44.1%(1.4ポイント増)と増加したが、これはDTCや広告への投資や報酬費用が増加したことによるもの。営業利益は5億3,700万米ドル(約606億8,100万円、同)、15.0%増と2ケタの増益を達成した。税引前利益は営業外利益が増えたこともあり、5億米ドル(約565億円、同)、43.7%増と改善した。当期純利益は法人税の支払額が増加した影響で、2億8,300万米ドル(約319億7,900万円、同)、0.7%増にとどまった(表1を参照)。

 2018年11月期 地域別売上高(表2)

2018年11月期
地域別売上高(表2)

地域別売上高では、主力の「Americas」が30億4,300万米ドル(約3,438億5,900万円、同)、9.7%増と2ケタ近い増収を達成した。営業利益(地域調整EBIT)も5億5,100万米ドル(約622億6,300万円、同)、4.2%増と増益となった。主に、卸事業における「シグネチャー」「リーバイス」ブランドの持続的な成長、直営店の堅調な推移が収益に貢献した(表2を参照)。

「Europe」の売上収益は16億4,600万米ドル(約1,859億9,800万円、同)、25.5%増と高い伸び率だった。営業利益も2億9,300万米ドル(約331億900万円、同)、47.2%増と大幅な増益となった。全チャネルで好調な推移だったが、販管費の増加で一部利益が相殺された。日本を含む「Asia」(アジア)は同8億8,700万米ドル(約1,002億3,100万円、同)、8.4%増と堅調な推移だった。特にDTCビジネスがけん引役になった。

財務面では、流動性指標において、いくつか改善が必要な数値が見受けられる。D/Eレシオが1.5倍と微増。有利子負債はやや減少したが、自己資本が減少したこともあり、高い水準にある。商品回転率は3.1とほぼ前年並み。交差比率も166.8で前年並みの数値だった。

(樋口尚平)

リーバイ・ストラウス社、2018年11月期 連結決算 全地域でプラス成長し、増収増益を達成

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