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主要上場インナーウエアメーカー2社
ワコールホールディングス、グンゼの2019年3月期 第3四半期まとめ
アパレル関連ビジネスが伸び悩む

2019年3月期 第3四半期 財務数値一覧(表1)

2019年3月期 第3四半期
財務数値一覧(表1)

主要上場インナーウエアメーカー2社(ワコールホールディングス、グンゼ)の2019年3月期第3四半期(4-12月)が出揃った。天候不順や都連変化などによる売上不振で、アパレル関連ビジネスが低調な推移だった。

ワコール、10月以降はブラジャー商材が健闘

対象企業はワコールホールディングスとグンゼの2社。いずれも2019年3月期第3四半期(4-12月)――9カ月間の決算実績である。ワコールホールディングスは、連結売上高が1,472億4,700万円(0.8%減)とほぼ前年並みだった。売上高総利益率(粗利率)が54.5%(0.2ポイント増)と微増したが、販管費率が46.9%(0.7ポイント増)と増加した。営業利益は111億7,400万円(8.8%減)の減益。税引前利益は、有価証券の評価損79億円の計上が大きく響き、56億8,100万円(61.7%減)と大幅な減益に至った(表1を参照)。

2019年3月期 第3四半期 部門別売上高(表2)

2019年3月期 第3四半期 部門別売上高(表2)

国内事業では、10月以降に主力のブラジャー商材が好調に推移したが、パジャマやマタニティーインナー、メンズインナーなどが苦戦した。夏場の売り上げの落ち込みもマイナス要因となった。海外事業は売上高399億2,400万円(1.5%増)、営業利益41億600万円(4.4%増)と堅調な推移だった。ピーチ・ジョン事業は売上高80億1,200万円(1.1%減)、営業損失2,900万円(前期は5億1,200万円の営業利益)。店舗事業が苦戦したが、EC事業は前年並みだった。台湾ビジネスは店舗・EC共に好調で、44%増の増収となった。

製品別の売上高では、主力の「インナーウエア」が1,187億2,200万円(1.2%減)と伸び悩んだ。「アウターウェア・スポーツウェア等」が112億1,600万円(10.7%減)と苦戦した(表2を参照)。

グンゼ、インナーウエアが健闘見せる

グンゼの連結売上高は1,065億2,200万円(0.6%増)で微増収だった。粗利率は29.4%(0.4ポイント増)と微増。販管費率は23.7%(0.3ポイント増)と微増した。「機能ソリューション事業」が売上高397億4,000万円(5.7%増)、セグメント利益が49億300万円(15.7%増)と健闘した。

「アパレル事業」は、売上高556億6,900万円(2.7%減)、セグメント利益26億2,000万円(18.0%減)と苦戦した。インナーウエア分野においてメンズの新製品「エアーズ」の展開店舗の拡大、スポーツカテゴリーやカットオフ、無縫製品などが健闘し、ベーシックインナーの減収をカバーしたが、販売コストが増加した。レッグウエア分野はトレンドの変化や天候不順の影響を受け、苦戦傾向だった(表2を参照)。                                 

(樋口尚平)

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