発足後初の決算発表
4月から組織変更で3部門体制に
帝人フロンティア13年3月期
update: 2013/05/15
帝人フロンティアの2013年3月期単体の売上高は1857億円、営業利益は43億円だった。帝人フロンティアは昨年10月1日に、NI帝人商事と帝人ファイバーを統合してできた新会社。このため、活動期間は実質半年となるため、昨年までの実績とは単純比較ができない。今回の決算はNI帝人商事の通期業績と帝人フロンティアの昨年10月からの半年間の実績を合計するという変則的な実績となっている。2014年3月期単体は売上高2014億円、営業利益は前年並みを見込む。
また、帝人フロンティアを含む帝人の製品事業グループの2013年3月期の売上高は2372億円、営業利益は47億円だった。2014年3月期は売上高2600億円、営業利益50億円を目指す。
今回の決算について帝人グループ常務執行役員製品事業グループ長兼帝人フロンティア社長の竹中哲嗣氏は「帝人フロンティアは発足してまだ半年で、体制は走りながら構築する」と現状を説明した。4月に社内の組織変更をし、それまで一体だった原料・テキスタイル・衣料OEMを分割し、原料・テキスタイルを扱う繊維素材部門、衣料OEMを扱う衣料繊維部門とし、これまでの産業資材部門と合わせて3部門体制とした。
(ファッションライター 南充浩)