ツー・アンド・ワン、2018年春夏シーズン
“黒体”プリントを使ったゴルフウエアを初展開
update: 2017/08/11
《展示会レポート》
ゴルフウエアブランド「M・U SPORTS」を展開するツー・アンド・ワン(東京)は、2018年春夏シーズンにおいて、“黒体”プリントを使ったゴルフウエアを初めて企画した。高い消臭機能が特長で、かまだプリント(大阪府守口市)とエムズ(兵庫県川西市)の協業により実現した。
盛夏の綿100%シャツに採用
黒体は、電磁波を完全に吸収する性質を持った物質で、優れた消臭能力も持ち合わせる。臭いの物質を“触媒機能”により分解するため、半永久的に消臭機能が保たれる特質があるという。かまだプリントでは、エムズが開発した黒体を使用し、消臭機能が保たれるプリント技術を考案した。「ビーブリーズ黒体プリント」のタグを作り、同プリントを使用したウエアに添付する。
同プリントが採用されたのは、盛夏向けのニットシャツ。接触冷感が得られる“クールタッチ”の綿100%素材にプリントを施した。綿100%で肌触りが良く、接触冷感によるクーリング効果が得られ、汗をかいても匂いが残らない。汗をよくかく夏場のプレーに適した機能性を付加した。
展開するシャツは2型で、半袖と長袖の2タイプ。上代価格は半袖が2万1,000円、長袖が2万3,000円。ベターゾーンである同ブランドの中では比較的、買いやすい設定だ。長袖はハイネック、ジップアップの仕様。襟裏にもドット柄の「ビーブリーズ黒体プリント」を施して、消臭機能を補完してある。
ゴルフウエアに同プリントが採用されたのは初めてのこと。18年春夏シーズンから初めて採用・展開するため、当初は2型からスタートする。ゆくゆくは様々なアイテムへ採用を拡大していく計画だという。
(樋口尚平)
※ 「ビーブリーズ黒体プリント」の問い合わせ先
かまだプリント:06-6998-6100
ウェブサイト: http://kamadaprint.com/