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しまむら、2019年2月期 連結決算
主力の「しまむら」業態が苦戦、減収減益に

2019年2月期 財務数値一覧(表1)

2019年2月期
財務数値一覧(表1)

「しまむら」業態などカジュアル衣料ショップを展開するしまむらの2019年2月期連結決算は、主力の「しまむら」が苦戦したこともあり、減収減益の結果となった。「バースディ」業態が健闘した。主力商材の「婦人衣料」、及び「肌着」の落ち込みが大きかった。「紳士衣料」は堅調だった。

「バースディ」業態、「紳士衣料」が健闘

連結売上高は5,459億9,600万円(3.4%減)。売上高総利益率(粗利率)は31.8%(1.7ポイント減)と低下した。販管費率が増加したこともあり、営業利益は254億5,100万円(40.7%減)と大きく減少した。経常利益も262億4,500万円(40.2%減)。当期純利益も固定資産の除却損等の計上もあり、159億9,600万円(46.2%減)の減益となった(表1を参照)。

2019年2月期 業態別・部門別売上高(表2)

2019年2月期
業態別・部門別売上高(表2)

業態別の売上高は、「しまむら」が4,245億5,800万円(4.8%減)と苦戦した。「しまむら」業態単独で、連結売上高の77.8%を占めている。「アベイル」業態は同508億8,000万円(0.2%増)でほぼ前年並みだった。「バースディ」業態が539億4,500万円(5.0%増)と健闘した。「シャンブル」業態は97億6,300万円(0.8%増)とほぼ前年並みだった(表2を参照)。

「しまむら」を除く業態は、おしなべて堅調な推移だった。「しまむら」業態が収益に大きく寄与している点は確かだが、リスクヘッジを考えると今後、他業態の業容拡大が安定した業績につながると考えられる。

財務体質は良好さを保つ

部門別の売上高は、「婦人衣料」が1,358億5,500万円(6.0%減)と苦戦した。「肌着」が1,026億7,500万円(5.4%減)の減収。「寝装具」も423億6,600万円(6.4%減)と苦戦した。「紳士衣料」は418億900万円(1.2%増)と堅調な推移だった。「ベビー・子供服」は309億2,100万円と前年並みの推移だった(表2を参照)。

店頭売りが低迷した影響で収益性が低下し、P/L(損益計算書)では苦戦したが、B/S(貸借対照表)は引き続き、良好な状態である。商品回転率は低下したが、7.6回転という高水準にある。交差比率も200台を維持している。手元流動性比率は3.6で、手元資金も潤沢だ。自己資本比率は90%台に達し、実質、無借金経営である。財務が健全なうちに、店頭の収益力を回復することがカギだと考えられる。

通期の業績見通しは、連結売上高5,630億円(3.1%増)、営業利益347億3,500万円(36.5%増)、経常利益357億1,000万円(36.1%増)。増収・増益を計画している。「しまむら」業態は売上高4,347億7,000万円(2.4%増)を目指す。                                  

(樋口尚平)

しまむら、2019年2月期 連結決算 主力の「しまむら」業態が苦戦、減収減益に

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