





主要上場国内アパレル企業の2023年2月期は過半数で増収、
増益基調に(画像はオンワードホールディングスの説明資料から抜粋)
主要な国内上場アパレル企業7社の2023年2月期連結決算をまとめた。コロナ禍の影響を払拭し、ほとんどの企業が増収を達成した。原材料などのコスト増もあり利益に格差は見られたが、過半数の企業で増益の傾向となった。オンワードホールディングスと三陽商会が黒字回復を果たした。
島三博 代表取締役社長
島精機製作所の2023年3月期連結決算は2ケタの増収を達成した。主力の横編機ビジネスが復調し、受注量も増加傾向にある。その一方で、原材料高やエネルギー高などのコスト増で損失を計上するに至った。当期決算の結果を受け、中期経営計画の目標値を修正している。
主要上場ラグジュアリーブランド企業2社の
2022年12月期。LVMHは2ケタの増収増益に
(画像は説明資料から抜粋)
主要上場ラグジュアリーブランド企業2社の2022年12月期決算をまとめた。対象としたのは、2022年12月末に年度末を迎えた2社――LVMH(モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン)グループ、およびKERING(ケリング)社。両社ともに2ケタの増収増益を達成した。コロナ禍の影響から立ち直り、高収益を確保した。
The Gap,Inc.の
2023年1月期連結決算は減益、損失計上に
(画像は説明資料から抜粋)
「ギャップ」や「オールドネービー」などカジュアルアパレル業態を手掛けるGap Inc,(ギャップ社)の2023年1月期の連結決算は、店頭、EC共に苦戦し減収、損失を計上するに至った。在庫の適正化や為替の影響で売上総利益率(粗利率)が大きく落ち込んだ。主力の「U.S.」(米国)が苦戦した。ブランドでは「Banana Republic」(バナナリパブリック)が健闘した。
H&M Groupの2022年11月期は増収減益となった
(画像は決算資料から抜粋)
「H&M」などSPA業態の小売店を展開するH&M(Hennes & Maurits=ヘネス&マウリッツ)Group(H&Mグループ)の2022年11月期の連結決算は、増収を達成するも、世界規模のコスト増要因が影響し減益となった。コロナ禍の名残も影響したようだ。一方、オンライン販売は好調を持続している。