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52nd FISMA TOKYO
テーマは「グレードアップ&スピードアップ」

update: 2014/08/08

特別企画としてセミナーを行う ニッケグループ 佐藤産業株式会社の岡安氏

特別企画としてセミナーを行う
ニッケグループ 佐藤産業株式会社の岡安氏

2014年9月25日(木)~26日(金)の2日間、東京ビックサイト 西3ホールにて52nd FISMA TOKYO(東京ファッション産業機器展)が開催される。今回のテーマは「グレードアップ&スピードアップ for Made in Japan ~安全、安心、そして信頼へ~」。縫製産業におけるアパレル製品の生産性および品質の向上を、最新の機器や情報により提案していく。

今年春の消費税増税による痛手は思ったほどではなく、産業全体は比較的落ちついているのだが、中国の労働力不足による日本への生産回帰傾向で新たな問題が出てきている。例えば、設備の老朽化、若手を中心とした人材不足、コスト対策など、外国へ生産拠点を移したことから起こった、国内の生産力低下が今に跳ね返ってきているとも言える。

そこで改めて日本のものづくりを見直し、逆転の発想でこの状況だからこそできる“日本発のものづくり”を考えていく。

今回の出展は、前回実績より17社(内、新規11社)増え、98社・団体が展示を行う。特にテキスタイルプリンタなどを開発するコンピューター周辺機器製造企業やスポーツ関連企業が目立っているとのこと。

期間中にはニッケグループ 佐藤産業株式会社商品事業部技術顧問の岡安茂男氏、有限会社ファッションしらいし代表取締役、白石正裕氏がセミナーを開催。

岡安氏は「創・テクニカルライブ」をテーマに、S/Sパイピング仕様の問題点を実技作業にて検証・解説をする。当日は実際に左右で異なる手順で袖の縫製を行う予定。縫製関係者だけでなく、パタンナーやデザイナー、学生にも聴講をお勧めする内容だ。

主催者セミナーを行う ファッションしらいし代表の白石氏

主催者セミナーを行う
ファッションしらいし代表の白石氏

白石氏は「次世代縫製工場のあり方」をテーマに、業界の創世記から現在に至るまで、独自の体形にとどまる日本の縫製工場は「なぜ変わることができないのか」と言う疑問に着目し、自社企画比率約30%を確立し、海外アパレルからも加工受注を請け負う職人集団ファッションしらいしの、イノベーション初期から現在に至るまでの過程を話す。実話を元に、これからの縫製工場のあり方や改革について聴くことができる。

他には主催者企画として、モノづくり体験コーナー、株式会社ジューキによるキャミソール製作するワークショップも行う。

東京都ミシン商工業協同組合の公式ウェブサイトでは、入場料が無料になる事前来場登録を受付ている。その他、出展社紹介や主催者企画の詳細などが確認できる。

(ファッションライター 苫米地香織)

開催概要

会期:
2014年9月25日(木)~26日(金)
開催時間:
10:00~17:00
会場:
東京ビッグサイト 西3ホール
主催:
東京都ミシン商工業協同組合
共催:
東京都
後援:
関東経済産業局
全国ミシン商工業協同組合連合会
一般社団法人 日本縫製機械工業会
全日本特殊ミシン工業会
公益財団法人 日本手芸普及協会
アパレル業界新聞各社(順不同)
展示規模:
98社・団体 202小間
入場料:
1000円(2日間通用 消費税込)
来場者数:
10,000名(予定 前回実績9397名)

東京都ミシン商工業協同組合 公式ウェブサイト
    http://www.sewing-machine.or.jp/

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