「ボブソン」2011年春夏展、
快適性とファッション性を追求した知能素材を提案
update: 2010/12/01

“冷涼快速”をテーマに打ち出す「モード」のスタイル提案
ボブソンの2011年春夏展は、前回同様、「モード」「カジュアル」「ゴルフ」「ダンス」というカテゴリー別にわかりやすく展示。パンツをメインアイテムにしながらも、快適性とファッション性を追求した機能素材を前面に打ち出したボブソンスタイルをコーディネート提案で印象づけた。
「モード」と「カジュアル」では“冷涼快速”をテーマに、「軽く」「薄く」「柔らかい」機能素材を多数開発。秋冬シーズンに好評だったTR(ポリエステル・レーヨン)の春夏向け素材やテンセル100%のダンガリー素材、そして、麻、テンセル、ナイロンなど異素材ミックスの新たな表情をパンツで表現したり、コットンにナイロンやリネンを加えて従来の綿麻素材とは異なるナチュラル感のあるストレッチピケに仕上げたりとバリエーションも豊富。さらに、メンズではチノクロスによるチノパンツを提案した。
ダンスシーンをリードする「BOBSON DOUBLE O」は、以前のダボッとしたシルエットからよりフィット感のあるストレートを主流に、チノのカーゴやクロップドスタイルを提案している。また、「ゴルフ」では“快速快打”として進化した知能素材を開発。太陽光による熱吸収を抑制する効果のある「コールドブラック」や、蚊など夏場の害虫からプレイヤーを守る「防蚊加工」など、新たな機能素材の可能性を広げるため、ゴルフはもとより、トレッキングやウォーキングなどアウトドアウェアとして広くアピールする。レディスでは、水着素材のポロシャツなども登場させ、より機能的で快適なウェアを提案している。
(有限会社ビジョンクエスト・田中千賀子)

進化した知能素材を多数提案する「カジュアル」レディス

メンズの「カジュアル」ではチノクロスによるチノパンを強くアピール

「ゴルフ」でも防蚊加工や熱吸収を抑える機能素材など多彩に打ち出している

「ゴルフ」でも防蚊加工や熱吸収を抑える機能素材など多彩に打ち出している

ダンスチームとのコラボから生まれた「ボブソン ダブルオー」のチノパンスタイル