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日本初のメンズストア
「H&M EBISUBASHI MEN’S」を大阪・戎橋にオープン
日本初の“スタイルアドバイザー”が常駐

update: 2015/09/04

日本初のメンズストア 「H&M EBISUBASHI MEN’S」

日本初のメンズストア
「H&M EBISUBASHI MEN’S」

へネス・アンド・マウリッツ・ジャパン(東京)が9月5日、大阪・戎橋に日本初のメンズストア「H&M EBISUBASHI MEN’S」店(大阪市中央区心斎橋筋)をオープンする。地下1階、地上3階の4層構造で、「H&M」ブランドのメンズの全ラインが集積するフルラインナップ店舗だ。また、日本初の“スタイルアドバイザー”が常駐する点も特徴である。

隣接するレディス店舗と連携、幅広い客層を取り込む

地階の「アウトドア・スポーツ」フロア

地階の「アウトドア・スポーツ」フロア

「H&M EBISUBASHI MEN’S」は国内51店目で、日本初のメンズ専門店。4フロア構成で、売り場面積は約1,000㎡。店前の心斎橋筋を隔てた正面には、「H&M」のレディス専門店(2010年3月オープン。当時はメンズ・レディスの複合店舗)があるほか、心斎橋筋を数百m北へ移動した場所には、2013年3月にオープンした「H&M 心斎橋」店(売り場面積が約3,000㎡)が店舗を構えている。

同店が出店する場所は、グループ企業の「MONKI(モンキ)」と「WEEKDAY(ウィークデイ)」が2013年6月から今年5月まで売り場を構えていた。2010年3月の戎橋店(現レディス専門店)の出店以降、幅広い客層が集まる心斎橋筋において、複数店舗を展開するドミナント戦略を推し進めてきた。今回のメンズ専門店はその新しい取り組みと言えるだろう。

3階の「ビジネス・カジュアル」フロア

3階の「ビジネス・カジュアル」フロア

メンズ専門店と約1,000㎡のレディス専門店と併せ、計2,000㎡のメンズ・レディス店舗が戎橋そばに集積することになる。カップル客の回遊など(後述)、販促面でも様々な取り組みを考えている。もちろん、心斎橋筋で非常に数が多いインバウンド客も対象だ。

世界観を明確に、買いやすさを重視

2階の「ハイストリートカジュアル」には、 デニム関連コーナーを設けた

2階の「ハイストリートカジュアル」には、
デニム関連コーナーを設けた

新店の内装は、鏡や電光POPなどを配置して、より高級感を演出している。既存店ではワンフロア展開が多かった商材をシーン別に編集し、より買い物しやすい環境を整えた。フロアの構成内容は次の通り。地階が「アウトドア・スポーツ+ファッション」、1階が「デーリーユース+トレンド」、2階が「ハイストリートカジュアル」(国外では「ヒップスター」の呼称)、3階が「ビジネス・カジュアル」だ。

1階の「デーリーユース+トレンド」フロア

1階の「デーリーユース+トレンド」フロア


もう1つ、同店の特徴が前述した日本初の“スタイルアドバイザー”が常駐すること。“スタイルアドバイザー”とは、来店客にスタイリングをアドバイスする専属スタッフのことで、買い物をサポートする役割を担う。男女計3人のアドバイザーがシフト制で店頭に常駐する。無料でスタイリングの予約ができるという。メンズのみの試みで、国外店舗でもストックホルムなど展開している店舗はそれほど多くない。海外店舗では1人で2-3時間利用する来店客もいるという。男性客に限らず、同店と店前のレディス専門店を回遊するカップル客へのサービスとしても活用できる可能性がある。

PRプロジェクトリーダーの波多野温子氏は同店について、「まず、地元の人に根付いてほしい」と期待を寄せる。戎橋の2ショップ体制については、「メンズ・レディス一体型の既存店舗と違う面を見せられることがメリット」だと語った。                                    

(樋口尚平)

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