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三井不動産のショッピングモール「ららぽーと」
今年11月19日、大阪・万博記念公園に「EXPOCITY」が開業へ

update: 2015/08/04

最寄りの「万博記念公園」駅から 臨む「EXPOCITY」

最寄りの「万博記念公園」駅から
臨む「EXPOCITY」

三井不動産が手掛けるショッピングモール「ららぽーと」を核にした複合商業施設「EXPOCITY」(エキスポシティ)が今年11月19日、大阪・万博記念公園に開業する。8月3日、現地で開かれた三井不動産の会見で公表された。8つの大型エンターテインメント施設と「三井不動産ショッピングパーク ららぽーとEXPOCITY」(305テナント)で構成する日本最大級の商業施設になる。

“体験型”がキーワード

大阪・万博記念公園の再開発事業の一環として企画された同物件。延床面積が約22万3,000㎡、店舗面積(ららぽーと部分)が約7万1,000㎡の規模で、別棟を主体に8つのエンターテインメント施設を集積する(一部、ららぽーと内に開設)。典型的な時間消費型の複合商業施設である。商圏はアクセスが60分圏内の約1,500万人が対象で、足元商圏では120万人がメーンになる想定だ。「大阪全域のほか、伊丹空港や関空の利用客、万博記念公園の来園者も対象に考えている」(三井不動産 関西支社、水元潔 事業二部長)。

主な顧客層はやはり30-40代のファミリー層をメーンに想定するが、年配層やインバウンド需要など、幅広いニーズに期待している。来館の半数は自動車の利用になると予想する。公共機関では、改札から徒歩数分の距離にある大阪モノレールの「万博記念公園」駅が主体になると思われる。

8つのエンターテインメント施設は、①海遊館が手掛ける生物館「NIFREL」(ニフレル)、②日本初の体験型英語教育施設「OSAKA ENGLISH VILLAGE」(オオサカ イングリッシュ ビレッジ)、③体験型施設「ポケモン EXPOジム」、④自然体験型エンターテインメント施設「オービィ大阪」、⑤映画「ひつじのショーン」の体験型アミューズメントパーク「ENTERTAINMENT FEILD」(エンターテインメント フィールド)、⑥最新シネマコンプレックス「109シネマズ大阪エキスポシティ」、⑦動物たちの移動遊園地「ANIPO」(アニポ)、⑧日本一の大観覧車「オオサカ ホイール(仮称)」。“体験型”がキーワードである。

関西初出店が47店舗

完成予想図。複数の棟で施設を構成する

完成予想図。複数の棟で施設を構成する

「三井不動産ショッピングパーク ららぽーとEXPOCITY」の305テナントは、ファッション系が91店、雑貨系が96店(ロフト、蔦屋、エディオンなど大型テナント含む)、レストラン・カフェ系が25店(フードコートは17店)、サービス系が27店、スーパー系が18店などで構成する。

主なファッション系テナントでは、日本最大級のフラッグシップを出す「ポロラルフローレン」や、関西初の「アバクロンビー&フィッチ」、「ロンハーマン」の「RHC」など。そのほか、「ジェラートピケ」「ビームス」「ユナイテッドアローズ」「アーバンリサーチ」「フリークスストア」「ロクシタン」「マークス&ウェブ」「スタージュエリー」などといったおなじみのブランドが出店する。スポーツ関連テナントも10数ブランド集積する。関西初の「ナージー」も出店する。また、関西最大級の子供関連売り場も展開する予定だ。

年間来場者数は1,500万人と想定するが、投資額、年間売上高は非公表。平均的なショッピングモールの坪効率から試算すると、年間売上高はおよそ400億円台になると思われる。

(樋口尚平)

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