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企業レポート
インテリアブランド「ALFREX」とトヨタの「HARRIER」が協業モデル

update: 2015/07/23

インテリアブランド「ALFREX」と トヨタの「HARRIER」が協業したモデル

インテリアブランド「ALFREX」と
トヨタの「HARRIER」が協業したモデル

インテリアブランド「ALFREX」とトヨタ自動車の「HARRIER」(ハリアー)が協業モデルを発売した。「HARRIER」の内装──コンソールボックス周辺に「ALFREX」の特別レザーを使用した協業モデルだ。

インテリアと自動車の異色コラボ

インテリアと自動車の異色コラボというあまり見かけない試み。ファッションブランド同士のコラボレーションは一般化しているが、こうしたファッション業界とは別の企業と協業するケースは珍しい。

素材はアルカンターラ社のものを採用した。先だって、東京・六本木ヒルズで開催したエンドユーザー展示会では好評を集めたという。「HARRIER」のターゲット層は、30-40代の男性で、人と違うことに興味を抱く、個性的で情報感度の高いユーザー。トヨタ自動車では、輸入車に対抗できる車に位置付けている。大阪では、梅田の「グランフロント大阪」を会場に、同様のターゲットユーザーへ向けてアピールした。

「HARRIER」の協業モデル。 30−40代のこだわり派男性をターゲットにする

「HARRIER」の協業モデル。
30−40代のこだわり派男性をターゲットにする

同車のデザインも、ターゲット層の感度を意識して、“紫”色を基調に考えられたという。「ALFREX」のブランド観と「HARRIER」の世界観が一致すると判断し、今回の協業モデルが実現した。

東京展では、“サードウエーブコーヒー”として注目されている「猿田彦コーヒー」と協業したショップも出展した。「HARRIER」のターゲット層が好む感度のコーヒーだという判断だという。「HARRIER」のキーワードの1つが“二律背反”で、猿田彦コーヒーも同様のコンセプトや哲学を持つことから、協業が実現した。

今後もこうした「HARRIER」以外の、ターゲット層が関心を寄せる同じ感性を持ったブランドとの協業を模索していくという。今後、ファッションブランドの新しい1つの表現手法になっていくだろうか、興味深い。

(樋口尚平)

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