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INDITEX ストラディバリウス・ジャパン
世界最大級の旗艦店「Stradivarius 心斎橋店」がオープン

update: 2014/11/10

世界最大級の旗艦店 「Stradivarius 心斎橋店」

世界最大級の旗艦店
「Stradivarius 心斎橋店」

「ZARA」や「Bershka」などSPA業態を展開するINDITEX傘下の株式会社ストラディバリウス・ジャパン(東京)が11月7日、大阪・心斎橋に世界最大級の旗艦店「Stradivarius 心斎橋店」(大阪市中央区心斎橋筋)をオープンした。世界で通算900店舗目に該当する同店は、売り場面積が約1,400㎡で世界最大級。日本国内では「ららぽーと甲子園」「ららぽーとTOKYO‐BAY」などに次いで7店舗目。

内装は本国・スペインのデザインを踏襲

1階フロア。日本市場の売れ筋コーナーも設置

1階フロア。日本市場の売れ筋コーナーも設置

「Stradivarius」(ストラディバリウス)は1994年にスペインで立ち上げられたレディスカジュアル衣料ブランド。20代―30代前半のファッションに興味のある女性を主要ターゲットにしている。上代価格は「ZARA」と同じ価格帯の商品もあるが、おしなべて「Stradivarius」の方が安い設定だという。

大阪・心斎橋地区には、いわゆるSPA業態のファッション系ブランドの直営路面店舗が集積している。「H&M」が2店、同グループの「モンキ」「ウイークディ」も同地区に出店しているし、「フォーエバー21」も店舗を構える。「ユニクロ」もグローバル旗艦店を出店している。

同地区におけるINDITEXグループの店舗は14年前の「ZARA」業態が大阪初の店舗。現在は場所を替え、2店舗を出店する。「Stradivarius 心斎橋店」のすぐ隣には「ZARA」が、筋違には「Bershka」があり、一カ所で同グループの主だった店舗を見ることができる。


1階フロア入口付近のシーズン商品

1階フロア入口付近のシーズン商品

「Stradivarius 心斎橋店」は「ZARA」や「Bershka」同様、心斎橋筋商店街に面した一角に出店。幅広い年代層が訪れる目抜き通りである。昨今はアジアを中心としたインバウンド需要も増えており、SPA業態の激戦区にもなっている。同店の内装は本国・スペインのデザインを踏襲。什器などの材料も本国から取り寄せ、日本で組み立てた。品揃えはフルラインナップで、特にアクセサリー類が多い。店舗は2層構造で、1階にはシーズン品や日本市場向けに編集されたコーナーを展開。2階フロアではアクセサリーやシューズ、欧州の売れ筋商材のコーナーを設けている。

立地特性を熟知

ジャパン社の代表取締役兼CEO、 ルレ・ノルベール氏

ジャパン社の代表取締役兼CEO、
ルレ・ノルベール氏

ザラ・ジャパン、ベルシュカ・ジャパン、ザラホーム・ジャパン、そしてストラディバリウス・ジャパンの代表取締役兼CEOのルレ・ノルベール(Norbert Leuret)氏は、「立地は最高。アジアの中では最も大きなショップで、是非とも成功させたい」と抱負を語る。「日本のファッションマーケットはとても進んでいる。心斎橋筋商店街でも10年前から店舗運営しているし、(その特性を)良く知っている立地。インバウンド需要も多いし、売り上げはもっと増えると思う」(ルレ氏)。

ファッション関連のSPA業態が心斎橋地区に集まっていることについては、「コンペティターは特にない。コートやアクセサリー、デザイン性を盛り込んだニットなど、独自性を出せるアイテムをアピールしたい」と競合については意識していないと語る。むしろ、「ファッションマーケットはまだまだ小さいので、皆で共存共栄を図りたい」と前向きに考えている。特に力を入れている点は店舗。「ファサードを含め、店舗にはしっかりと投資している」(ルレ氏)。

アクセサリーやシューズなどを展開する2階フロア

アクセサリーやシューズなどを展開する2階フロア

2階フロア。豊富なアクセサリー類

2階フロア。豊富なアクセサリー類


売上目標は非公表だが、「たくさん売りたい」(ルレ氏)と意気込みを語った。今後も条件が合えば、出店を続ける方針だ。

(樋口尚平)

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