MENU
TOP > 業界ニュース > 2014年1月期売上高は350億円で大幅増収の見通し 「バイマレーネビルガー」第1号店...

2014年1月期売上高は350億円で大幅増収の見通し
「バイマレーネビルガー」第1号店は今12月に
アーバンリサーチ社長 竹村幸造氏

update: 2013/09/17

アーバンリサーチ 竹村社長

アーバンリサーチ
竹村社長

アーバンリサーチは2014年1月期の売上高を350億円と見通す。2013年1月期の売上高が287億円だったので、対前期比22・0%増の大幅増収となる。同社の竹村幸造社長によると「今期は多数のデベロッパーから出店オファーが来ており、その中から吟味して50店舗ほどに出店する。そのことによる増収」と説明する。また新規事業としてデンマークのレディースブランド「バイマレーネビルガー」との独占契約を結び、東京・南青山に第1号店を今年12月にオープンさせる。アーバンリサーチの成長はまだまだ止まりそうにない。


ルクアのアーバンリサーチストア

ルクアのアーバンリサーチストア

竹村幸造社長の口からは「6割の力を振り分ける」という言葉がよく出てくる。新規出店と既存店への注力、メンズとレディースへの注力についてである。竹村社長は「やみくもに新規出店しても意味がなく、既存店の売上高維持・拡大が重要。そのためには持っている力の6割を既存店運営に振り分ける必要がある。新規店以上に力を入れないと既存店の売上高は必ず下がる」という。メンズとレディースについても「メンズとレディースの複合店では放っておくと必ずメンズの売り上げが下がる。メンズの売り場を維持しようと考えるなら持っている力の6割をメンズに振り分けないと難しい」とも。

アーバンリサーチはセレクト業態を核としながら、毎年売上高を更新し続けており、2007年4月期の売上高は82億円だったが、わずか7年後の2014年1月期で売上高300億円以上を見込むまでに急成長した。2008年4月期は104億円、2009年4月期は126億円、2010年1月期は117億円(決算期変更のため9カ月の変則決算)、2011年1月期は183億円、2012年1月期は225億円、2013年1月期が287億円という成長の足跡を残す。

アーバンリサーチ グランフロント大阪店の外観

アーバンリサーチ
グランフロント大阪店の外観

また今年春から開始した同社初のファストファッションブランド「センスオブプレイス」について、「海外進出は視野に入れているが、当面注力するのは日本での売り上げ拡大。日本で成功しないブランドがアジアで成功するはずがない」とする。その上で、「まずは親日国が多く経済成長が始まっている東南アジア諸国に進出したい。最終的には欧米進出も考えている」とのこと。今は時期とタイミングを見計らっているそうだ。

(竹村幸造社長の特別インタビューは9月末発行の「ジーンズカジュアルリポート」誌上でさらに詳細に掲載)

(ファッションライター 南充浩)

シマセイキ 豊和株式会社 株式会社デサント MIMAKI ビッグジョン BROTHER ダンス ウィズ ドラゴン シキボウ かまだプリント株式会社 ペガサス ミズノ株式会社 ゴールドウイン ドミンゴ