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帝人フロンティア、新社長に平田恭成 取締役が内定
「中期計画の目標達成に注力」

オンライン会見に臨む 日光信二社長(左)と 次期社長の平田恭成取締役

オンライン会見に臨む
日光信二社長(左)と
次期社長の平田恭成取締役

帝人フロンティアが2月5日にオンライン会見を開き、今年4月1日付で日光信二 代表取締役社長が退任し、新社長に平田恭成 取締役が就任する人事を発表した。中期計画の達成や新規事業の成長を加速させるため、また日光社長の任期が満了することもあり、このタイミングでの交代となった。

3つの取り組み課題を掲げる

次期社長に平田取締役を選んだ理由について、日光社長は「胆力、粘り強さがある一方で包容力も併せ持つ。部下からの信頼も厚い。厳しい状況を受け止め、前へ進むだけの度量がある」と評価した。2年前、社内に設置された「指名諮問委員会」を通じて、次期社長候補の人選を進めていた。「諮問委員会の推挙だが、最終的には私が決定した」(日光社長)。

平田取締役は日商岩井の出身で、NI帝人商事、現在の帝人フロンティアと、企業合併を経験してきたが、一貫して“繊維資材”畑を歩んできた。新社長へ就任するに当たり、3つの経営指標を掲げた。

「1つ目は、来年度(今年4月)から2年目に入る中期経営計画の遂行。コロナ禍で進捗が遅れている面もあるが、ぶれることなく目標を達成したい。2つ目は、環境ビジネスの強化。省エネや製造工場の改善を進め、当社の認知度や企業価値の向上に努めたい。3つ目は、会社組織の醸成。商と工(NI帝人商事と帝人ファイバー)の機能を併せ持つ帝人フロンティアという会社の一体化をさらに進めたい」。

今期前半、遅れが見えた自動車関連分野(モビリティー)関連は後半に入り、回復の兆しを見せるなど、業績は徐々に好転している。中期計画の目標を達成するため、日光社長の路線を継承して業容を拡大するのが基本姿勢のようだ。

産業資材分野でM&Aも視野に入れた新規取り組みも

繊維製品──ファッション関連分野については、「関わった経験がないので私なりに何ができるかは未知数。ただ、現有戦力、スタッフは優秀なので、その企画力や取り組みには信頼を置いている。十分にやってくれると思う」と信頼を寄せた。

日光社長時代に目が出た産業資材や、「ようやく事業化に漕ぎ着けたウエアラブル事業」(日光社長)の育成、拡大も課題の1つ。新しい収益の柱の構築が、平田次期社長に求められる成果の1つだ。

得意分野の繊維産業資材については、「中計の達成にめどがついたら、M&Aも含め新しい分野の開拓にも取り組みたい」(平田取締役)と抱負を語った。また、「中計で掲げる戦略5領域の中でも、特に環境関連のビジネス、ヘルスケアにおける抗菌、抗ウイルスを強化していきたい」(同)と述べた。                                   

(樋口尚平)

略歴 平田恭成(ひらた・やすなり)氏 1962年2月生まれ。85年4月、日商岩井入社。2005年7月、NI帝人商事 繊維資材本部 繊維資材第二部長。2013年4月、帝人フロンティア 繊維資材本部 繊維資材第二部長。14年4月繊維資材本部長。18年6月、取締役執行役員 繊維資材部門長 兼 繊維資材第二本部長。2020年4月、取締役常務執行役員産業資材本部長。58歳。座右の銘は、「疾風(しっぷう)に勁草(けいそう)を知る」。

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