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ペガサスミシン製造
新本社ビルが竣工、関係者にお披露目

update: 2019/09/03

《企業レポート》

新社屋への思いを語る 美馬成望代表取締役社長

新社屋への思いを語る
美馬成望代表取締役社長

ペガサスミシン製造の新本社ビルが9月2日に竣工式を迎え、同日、関係者にお披露目された。同社が得意とする“環縫い”ミシンの縫い組織をイメージした外装デザインなど、随所に新しい試みが施されている。

社員の働きやすさ、環境保全も考慮した構造

1階フロアに展示されている歴代の代表的なミシン

1階フロアに展示されている歴代の代表的なミシン

新本社ビルは3階建ての構造で、総面積が約5,890㎡。旧社屋跡に建設され、一回りコンパクトな建物に生まれ変わった。新本社の建設は4年前の2015年7月から検討を開始。全国各所の物件を見学し、新しい価値創造が期待できる構造を考慮した。

9月2日の竣工式と併せて催された新社屋ビルのお披露目パーティーには、関係者およそ125人が参列した。披露パーティーでは、同社の美馬成望 代表取締役社長が挨拶し、「地震の発生や、メンテナンスの回数が増えていたこともあり、今回の新本社の建設を思い至った」と経緯を説明。「計9カ所の施設を見て回り、新本社の参考にした」という。

ミシンの使い心地が体験できる「ソーイングルーム」(1階)

ミシンの使い心地が体験できる「ソーイングルーム」(1階)

3階建ての新本社ビルは、1階を来客用のスペースとして活用する。入り口中央付近には、歴代の代表的なミシンが展示されているほか、その奥のスペースには「ソーイングルーム」が設けられている。来社した人が実際にミシンの使い心地を体験することができる。入り口から向かって右手にある多目的スペースは、普段は食堂として利用されるが、パーテーションのレイアウトを変えることで、各種イベントに活用することも可能だ。

照明はLEDを採用。2-3階はオフィスゾーンで、共用のオフィススペースを設けるなど、社員の働きやすさも考慮している。屋上は植栽し、庭園を設けた。この屋上は特殊な構造で、雨水を一カ所に集めてトイレの排水に利用することができる。また、植栽の水やりにも活用できるという。

“環縫い”の縫い組織を表現した外観

“環縫い”の縫い組織を表現した外観

社屋の外壁には、同社が得意とする“環縫い”ミシンの縫い組織をかたどったアルミ製の装飾を施した。美馬社長は、「当社らしい、我々のアイデンティティーを表現したかった」と思いのたけを語った。                                 

(樋口尚平)

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