総合直営店「HINAYA KYOTO 清水五条坂店」オープン
西陣の帯地メーカー、ひなや
帯地、ストール、端切れ、洋装など全自社製品を販売
update: 2011/05/01

京都西陣の帯地メーカー、ひなや(本社:京都市上京区、代表取締役:伊豆藏直人)は5月21日、京都・清水五条に自社製品の総合直営店「HINAYA KYOTO 清水五条坂店」(京都市東山区五条橋東4丁目452)をオープンした。
1階42坪、2階10坪という店舗構成で、1階(「HINAYA KYOTO」)は自社で染め織りから製作した独自のテキスタイルで作成したスカーフ、洋装、和装(帯)を展示。自社オリジナルのレディースブランド「AKIHIKO IZUKURA」の洋装、自社ブランド「mitasu+」のストール、「ひなや」の帯等の販売。2階(「HINAYA FABRICS」)では、ひなやのオリジナルファブリック生地の販売、グラム単位での端切れの量り売り、蔵出し帯の販売を行う。今後はワークショップの開催も計画する。
ひなやは帯地メーカーとして創業したが、自社のテキスタイル製造技術を生かしてミセス向けレディースアパレルブランド「AKIHIKO IZUKURA」を開発し、企画製造販売も手掛けてきた。またテキスタイル開発も意欲的に行い、欧米での展示会を行うとともに、パリのオートクチュールデザイナーやニューヨークのコレクションデザイナーにテキスタイルを提供するというコラボレーションを続けてきた。
直営店1階は、自社で糸染めから織布まですべてを製作している洋装、スカーフに加えて「ひなや」の屋号で長年創り続けている帯の直販を行うほか、手織機を置いて、実際に職人が帯を織る様子を見ることができる。
2階の『HINAYA FABRICS』では、自社ファブリックの生地の販売や端切れの量り売り(10グラム315円~)に加え、歴史ある帯をテキスタイルとして蔵出し販売する。また今後は、テキスタイルやファッション専攻学生とのワークショップやコラボレーション企画も計画する。
(ファッションライター 南充浩)







