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島精機製作所
「大阪デザインシステム個展」を開催
新規企業主体にプレゼン

update: 2010/12/01


画面を見ながらデモンストレーション

画面を見ながらデモンストレーション

島精機製作所が14―16日の3日間、大阪市内で「大阪デザインシステム個展」を開催した。約2、3年前から個展開催に力を入れているが、今回もその一環。昨今、いわゆる合同展における集客や成約率が伸び悩んでいるが、同社は自ら新規開拓に乗り出す道を選んだ。

個展は年間20回以上、ほぼ月に2回程度の頻度で開催するようになった。対象は主に新規企業で、今回は靴下アパレルのほか帽子、タオル、カバンなどの専業メーカーを初招待した。今回、訪れた企業の90%が新規客。個展が新しい商談の場になっている。通常の展示会では来場者の出入りは自由だが、人が混み合った時に接客が不十分になることがあった。個展にして来場をアポイント制にすることにより、接客に充分な時間を割くことができるようになった。また、繊維関連企業が集まる本町で開催し、現場の担当者が来場しやすいよう考慮した。

今回の個展では、「SDS―ONE」「SDS―ONE APEX」(アパレルデザインワークステーション)のデモンストレーションを実施した。生地のデザインやニットのプログラミング、バーチャルサンプルの作成を来場企業の担当者へ向けて、デモンストレーターが使用方法を説明した。新たに加わった機能が、「パイル」地のバーチャルサンプル作成。ニット、布帛などに加え、サンプルを作れる種類が増えた。

同社が個展で狙っているのは「先進国での“ものづくり”」提案。ロングテイル、大ロットの製品は海外生産が主流のため、あえて「多品種・小ロット」の需要取り込みに照準を絞った。そのほか、顧客が求める最新のニーズや市場動向などの情報収集の場としても活用できる。

(ライター 樋口 尚平)

パイル地のバーチャルサンプルも可能に

パイル地のバーチャルサンプルも可能に

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