【ビッグジョン海外事業レポート・NAKED & FAMOUSE事業部長来日】
海外で好評のビッグジョン
NAKED & FAMOUSEとのコラボに期待高まる!!
update: 2011/06/01

事業部長のBRANDON SVARC氏(右)
営業担当のBAHZAD TRINOS氏(左)
≪NAKED & FAMOUSEについて≫
親会社は、カナダはモントリオールにある「BEAUMARCHE」(発音:ボンマルシェ)社。BEAUMARCHE社は今から59年前の1952年に設立。「NAKED & FAMOUSE」はその一部門で、ブランド設立は2008年の2月。事業部長は、BEAUMARCHEの創設者の孫であるBRANDON SVARC(ブランドン・スヴァーク)。スヴァーク氏を入れて3名で運営。日本には毎年2回ほど訪れる。今回は、スヴァーク氏と営業担当の2名で来日。素材メーカーやジーンズアパレルとの商談を、東京、大阪、岡山にて行う。
日本製の生地を100%使用し、カナダの自社及び協力工場で縫製。洗い無しの生の状態で販売。また、派手なプロモーションは避け、すべて自らがセールスを行う。中心価格は、USドルで130~200ドル。男女構成比は、メンズ90%、レディス10%。現在、カナダ、アメリカ、日本、韓国、オーストラリア他27カ国、約250店舗で販売している。
≪日本製生地へのこだわり≫
なぜ日本製デニムを選ぶのか?
○ 穿きこんで良い“アタリ”が出せる、最上級のセルビッジデニムができる技術を持つのは日本だけである。
○ デニムの産地である備中・備後地区は、平野のすぐ後ろに山地があり、そこから海に注ぐ豊富な川の水がある。また、この水質も良質なデニムの生産に深く影響しており、他の国では再現できない。
≪BIG JOHNとの取り組みの経緯≫
スヴァーク氏は、以前より日本の歴史あるブランドであるBIG JOHNのことを知ってはいた。そんな中、2010年2月のカプセル展にてNAKED & FAMOUSEのブースを訪れたBIG JOHNの海外事業部のメンバーと会い、その後のモントリオールでの打合せを経て岡山は児島のBIG JOHN 本社を訪問。アーカイブ室にて日本で最初にジーンズを作ったメーカーであるBIG JOHNの歴史を体感したことで両者のコラボレーションが現実のものとなった。
≪BIG JOHN × NAKED & FAMOUSEコラボジーンズ≫
N & Fの中心スタイルのWired Guyシルエットをベースに、素材は、日本最初のデニム生地KD-8の当時の色目を再現し、力織機で織り上げたセルビッジデニムを使用。ヒップラベルや革パッチも両者のモチーフが絶妙にミックスされたものとなった。この商品は、先ず全米のBARNEYSにて3月より先行発売され、好調に売れている。販売価格はUS$270。
今後8月にはBARNEYS以外の全米展開の予定。
今回のBIG JOHN訪問の際にはコラボの第2弾について、2012年の春の発売に向けての打合せが行われた。
≪今後の展開は?≫
N & Fでは、あくまで良いジーンズをつくることにこだわり続け、日本の素材や取り組んでいるパートナーの価値をスヴァーク氏自らがセールスして着実に進んでゆく方向に変わりはない。また、今年の8月にはモントリオールに初めての自社ショップを出店する予定とのこと。

N&Fとのコラボ商品

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