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大阪・梅田駅構内に駅ナカ施設
「エキモ梅田」がオープン
難波駅、天王寺駅と3カ所体制

update: 2014/04/07

グランドオープンした「エキモ梅田」。 デーリーユースを重視している

グランドオープンした「エキモ梅田」。
デーリーユースを重視している

大阪市交通局と南海商事および東急不動産が開発したいわゆる“駅ナカ”商業施設「エキモ梅田」が4月4日、グランドオープンした。物販やサービスなど計14のテナントで構成する。すでになんば駅と天王寺駅の「エキモ」がオープンしており、大阪市内の主要ターミナル駅3カ所の施設が出揃った。初年度売上目標は12億円。

商材構成は全方位型、デーリーユース

かねて、駅構内の遊休スペースを再開発し、有効活用しようという動きが活発化していた“駅ナカ”立地。「エキモ」は大阪市交通局が事業主体となり、市内の主要なターミナル駅である梅田、なんば、天王寺の3カ所で共通の屋号の商業施設を導入した。

商品構成は「デーリーユースが基本。ターゲット層は全世代で、駅を利用する働く人のサポートができるテナントを導入した」(南海商事 営業推進第二部、喜田恵里・課長代理)。男性客にも利用しやすい商環境に配慮したという。

レディスの「イーハイフンワールドギャラリー」

レディスの「イーハイフンワールドギャラリー」

出店テナントは日本初展開でファッション雑貨の「カルツェドニア」や、レディスの「イーハイフンワールドギャラリー」、メンズシャツの「ブリックハウス バイ トウキョウシャツ」などのファッション系をはじめ、「ユニクロ」やドラッグストアの「オーエスドラッグ」、コンビニエンスストアの「アンスリー」など、デーリーユースのテナントも導入した。銀行ATMやクリーニングなども展開している。

ファッション・服飾雑貨「カルツェドニア」が日本初出店

「カルツェドニア」の店内。 メンズ、レディス、キッズを取り揃える

「カルツェドニア」の店内。
メンズ、レディス、キッズを取り揃える

「エキモ梅田」の目玉テナントが日本初進出の「CALZEDONIA」(カルツェドニア)。1986年にイタリア・ヴェローナで創業したファッションブランドで、現在30カ国において1,700店舗を展開する。アジア地域では香港にインナーのショップを展開するが、レディス、メンズ、キッズのトータル展開ショップは初めてだ。

店舗を運営するカルツェドニア ジャパン 株式会社(東京都港区)の遠藤嶂(えんどう・たかし)代表取締役は出店の経緯について、「東急不動産からお声掛けいただいた。物件を探していたので二つ返事で出店を決めた」と説明する。また大阪の市場について、「ファッション感度の高い方が多いし、価格に対しても厳しいマーケット。ここで成果を挙げられれば、他の地域でも通用すると考えた」と語った。

日本初展開の「カルツェドニア」。 メンズ、レディス、キッズのトータル展開

日本初展開の「カルツェドニア」。
メンズ、レディス、キッズのトータル展開

展開アイテムはレディスのパンツやレギンスを主力にするほか、水着や靴下関連で構成する。ターゲット層は幅広く設定しており、特定の年齢層にはこだわっていない。「イタリアでは国民的なブランドで、消耗品として広く購入されている」(遠藤代表取締役)そうで、日本市場でもファッション要素を取り入れたデーリーユースのアイテムとしてアピールしていく。

(樋口 尚平)

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