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ワコールホールディングス、2018年3月期 連結決算
欧米が健闘、微減収・増益に

《財務分析レポート》

ワコールホールディングス、2018年3月期 財務諸表(表1)

ワコールホールディングス、2018年3月期
財務諸表(表1)

ワコールホールディングスの2018年3月期連結決算は、欧米・アジアビジネスが好調だったが国内が苦戦したことなどから微減収となった。国内の効率化進んだことや欧米ビジネスの好調により、営業利益が増益を達成した。

国内は卸が苦戦するも、効率化が進み利益増

ワコールホールディングス、2018年3月期 部門別売上高(表2)

ワコールホールディングス、2018年3月期
部門別売上高(表2)

連結売上高は1,957億円(0.1%減)の微減収。国内の効率化などにより、売上高総利益率(粗利率)は0.5ポイント改善し、53.0%となった。営業利益は125億円(13.3%増)と増益を達成した(表1を参照)。

税引前利益は、前期に計上した固定資産売却益の約37億円がなくなった影響が大きく、142億円(13.8%減)の減益に至った。当期純利益も同様に97億円(22.2%減)と減益だった。

部門別売上高では、主力の「インナーウェア ファンデーション・ランジェリー」が1,469億円(1.2%増)と堅調に推移した。「ナイトウェア」は87億円(4.3%減)、「アウターウェア・スポーツウェア等」は161億円(6.2%減)と苦戦傾向だった(表2を参照)。

ワコールホールディングス、2018年3月期 海外売上高(表3)

ワコールホールディングス、2018年3月期
海外売上高(表3)

地域別売上高では、前述の通り欧米とアジアの海外が健闘した。「欧米」は売上高314億円(6.2%増)、営業利益28億円(79.3%増)で増収・増益を達成した。「アジア オセアニア」は210億円(9.7%増)と増収したものの、営業利益が12億円(31.7%減)と減益に至った(表3を参照)。

財務面は安定している。効率性指標はほぼ前年と同じ水準である。商品回転率は2.0回転で前年並みだったが、粗利率が増加したため、交差比率が111.3(1.0ポイント増)と改善した。資本回転率は前期並みだった。自己(株主)資本比率が78.0%(0.8ポイント増)と微増した。手元流動性資金は減少したが、同比率は2.0カ月と良好な水準にある(表1を参照)。

通期の業績は、連結売上高が2,000億円(2.2%増)、営業利益が100億円(20.2%減)、税引前利益が130億円(9.0%減)で、増収・減益の見通しだ。

(樋口尚平)

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