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マックハウス、2018年2月期 第2四半期
店頭の苦戦で減収、商品調達の効率化で増益に

update: 2017/10/23

《財務分析レポート》

マックハウス、2018年2月期 第2四半期 財務諸表(表1)

マックハウス、2018年2月期
第2四半期 財務諸表(表1)

マックハウスの2018年2月期(2017年度)の第2四半期(3-8月)決算は、店頭の苦戦が影響して減収となったが、商品調達の効率化が進んだことで増益を達成した。メンズ・レディス共に苦戦したが、キッズが健闘した。店頭の苦戦を受けて、第2四半期および通期見通しを下方修正した。

老朽化した小型店舗が伸び悩む

売上高は151億円(9.0%減)と落ち込んだ。路面店を中心に、老朽化した小型の店舗が大きく苦戦したという。店舗数の約40%(約170店)を占める路面店が苦戦した。その一方で、新規店舗や大型店舗が好調な推移だった。売上高総利益率(粗利率)は商品調達改革が進んだことで、5.2ポイント増の52.1%と大きく改善した。経費の面では概して計画通りだったが、管理費が計画値を上回った。販管費率は前年比を大きく上回り、利益を圧迫した。しかし、前年同期の営業損失計上からは黒字回復している(表1を参照)。

マックハウス、2018年2月期 第2四半期 商品別売上高(表2)

マックハウス、2018年2月期
第2四半期 商品別売上高(表2)

商品別売上高では、主力のメンズ商品が苦戦した。トップスが36億円(12.7%減)、ボトムスが33億円(8.1%減)だった。レディスはトップスが16億円(13.4%減)と2ケタの減収、ボトムスが18億円(9.1%減)だった。キッズ関連は17億円(4.6%増)と健闘した(表2を参照)。

期末の店舗数は、421店(出4、退16)と減少した。うち、新業態の「マックハウス スーパーストア」と「マックハウス スーパーストアフューチャー」は42店舗を数える。今後も面積の広い新しい売り場環境への移転・出店を推し進める。

財務面では、流動性指標が安定している。商品回転率が微減した影響で、交差比率も減少した。流動比率、自己資本比率が増加した。借入金の計上はない。店頭売上の回復による収益性の向上が最優先課題だと考えられる。

通期の業績未通りは前述の通り、下方修正した。売上高は316億円(6.3%減)、営業利益は6億2,000万円(0.6%増)、経常利益は6億6,000万円(3.1%減)を計画している。

(樋口尚平)

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