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チュチュアンナ、店舗数が500店規模に拡大
国内はスクラップ&ビルドで効率追求

update: 2016/03/07

「チュチュアンナ」のアルビ店。 効率性を重視し出店を続ける

「チュチュアンナ」のアルビ店。
効率性を重視し出店を続ける

靴下・レディスインナーメーカーのチュチュアンナ(大阪)の展開店舗数が500店規模に拡大してきた。2月19日時点の店舗数は486店(国内245、国外241)で、今年も出店を続けている。今春には香港に現地法人を設立し、華南地区への出店も本格化する。

目抜き通りを選び、効率性を重視

先月2月26日、大阪・梅田の商業施設「ALBi」(アルビ)内に、同地区3店目の「チュチュアンナ」ショップを出店した。靴下に特化したショップで、売り場面積も20坪と比較的小振りである。すでに地下街のディアモール大阪、阪急電鉄・梅田駅にショップを構えているため、競合しない商材で構成した。

同社の店舗監理部の沖田紀 顧問は、「駅に近いところ、人通りの多い立地に出店したい」と店舗展開の基本姿勢を説明する。国内は関東や近畿、中部地区を中心に245店舗を展開するが、今後は「スクラップ&ビルドで効率化を追求する」(沖田 顧問)という。

「ALBi」店は梅田内の店舗と住み分けができるよう、靴下商材に集約した品揃えだ。20代を主体にした女性客を対象にする。内装は従来型を踏襲しており、新業態ではない。同社では大きく都心、駅ビル、郊外の3つの業態に分類して店舗展開しているが、今回のショップは都市型に該当する。

国内では今後も店舗を増やす方針に変わりはないというが、効率を重視する。「駅ナカなど、人が集まる場所に出したい。出店は年間15-20店、退店は5つ前後といったイメージだ」(沖田 顧問)。

一方、海外店舗はその大半が中華人民共和国だ。台湾にも出店し始めたほか、今春をめどに香港に現地法人を設立し、華南地区への出店強化を進める。現在、華東地区に最も多くの店舗(86店)を出店しているが、香港への展開により、華南地区(28店)への出店も加速することが予想される。                                   

(樋口尚平)

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