日本縫製機械工業会(JASMA)
国際アパレル機器&繊維産業見本市
JIAM 2022 OSAKA
100 社 800 小間を超える出展が決定! パネルディスカッション、社会課題の解決に向けた充実の企画も続々と!
update: 2022/06/07
2022 年 11 月 30 日(水)-12 月 3 日(土)の 4 日間、インテックス大阪 4・5・6 号館にて「JIAM 2022 OSAKA」<主催:一般社団法人 日本縫製機械工業会(JASMA)>が開催されます。新型コロナウイル スの世界的な感染拡大を受け、2020 年の開催が見送られたため 6 年ぶりの開催となる本見本市のテーマ は「JIAM から、つながる...~次世代技術と匠の技のコラボレーション~」。時代や環境の変化、そしてコ ロナ後に求められる課題解決のグローバル・プラットフォームとして、匠の技術と未来を支える最新技 術の融合と協働から、次世代につながる革新的な新製品やシステム・ソリューションを日本から世界へ 発信する場を提供します。世界有数の縫製機器見本市の一つである JIAM は、国内外メーカーの最先端技 術・製品・サービスが一堂に集結する国際見本市です。大きな注目を集める本見本市は、開催まで半年あ る現時点での会場内の残り小間数はわずかとなっています。
■開催規模・出展状況
開催まで 6 ヵ月となった JIAM 2022 OSAKA。2022 年 6 月 6 日現在、6 ヶ国・地域から 109 社 845 小間 の出展が決定しています。うち新規出展者は 27 社(国内 14 社、海外 13 社)、海外からはインド、ギリ シャ、タイ、台湾、中国から出展申込を受けています。これらの新規出展者は主に裁断・延反・CAM と 縫製機器関連を出展します。また、台湾パビリオンには、台湾から 16 社が出展予定です。新型コロナウ イルス禍の先行きが見え始めた今、世界各国では通常ビジネスの再開・回復へ動き始めています。未だ入 国規制が残る状況でも、このように多くの海外企業が JIAM 2022 OSAKA への出展を表明していること から、本見本市が国際的なビジネスプラットフォームとして大きな期待を集めていることがうかがえま す。
■充実のパネルディスカッション
会期中には 11 本のセミナーやパネルディスカッションの開催が予定されています。その中でも注目は、 11 月 30 日(水)15 時から開催予定のパネルディスカッション「アジア・アパレル最前線―日系縫製企 業 10 年間の戦いとこれから」と 12 月 1 日(木)13 時 30 分からの「ファクトリーの時代に挑む―もの づくりで日本、世界の市場を切り開く」です。SNS や E コマースの普及は、作り手と消費者を直接つな げ、こだわりや技術力の高さをダイレクトに消費者に伝えることを可能にしました。市場が日本のみに とどまらず世界に広がった今、まさにファクトリーの力が問われています。ファクトリーブランドや D to C に挑戦しているニット、婦人服、カットソーの代表的な企業にそれぞれの取り組みや課題、今後の 展望をお話いただきます。
■家庭用ミシンゾーン
「家庭用ミシンゾーンでソーイング体験!アップサイクル~つくる責任・つかう責任~」 体験シェアリングサービスを運営する株式会社 STORY&Co.様による協力を得て、出展企業(JUKI 株式 会社、ブラザー工業株式会社、株式会社ジャノメ、JASMA)によるB to C企画「家庭用ミシンゾーン」 が登場します。「コールマンのテント生地」を裁断したものを素材に使用し、ソーイング体験を通じて新 たな品物に生まれ変わらせます。ゾーン内では、一連の製作過程やアップサイクルに関する動画もご紹 介します。2015 年に国連総会で採択された「持続可能な開発目標 SDGs」は、2030 年までに持続可能で より良い世界を目指す国際目標、日本でも各分野で積極的に取り組まれ、企業のみならず一般にも広く 浸透しています。アパレル業界では、衣料品の大量消費、大量廃棄が深刻な問題となっており、環境省の データによると、日本で廃棄される衣料品の量は 1 日あたり平均 1,300 トンとされています。このよう な現状に対して、環境省は企業と消費者へ向けてこれからのファッションを持続可能にする取り組み「サ ステナブルファッション」1を提唱。そして企業も「つくる責任・つかう責任」の達成に向けた取り組み を始めています。JIAM 2022 OSAKA の主催者特別企画において、関連の深いアパレル業界の SDGs へ の取り組みを紹介することは、多くの関係者と一般消費者に学びと新しい価値への気づきの機会を提供 し、その先にある持続可能な社会の実現に貢献します。同時に、第 42 回ホームソーイング小・中・高校 生作品コンクール経済産業大臣賞作品の説明パネルの展示も予定しています。
1 衣料の生産から着用、廃棄に至るプロセスにおいて将来にわたり持続可能であることを目指し、生態系を含む地球環境や 関わる人・社会に配慮した取り組みのこと。
公式サイト: https://jiam-show.com