帝人フロンティア、阪神甲子園球場の環境保全プロジェクトに参画
update: 2021/12/13
帝人フロンティアが、阪神電気鉄道が運営する阪神甲子園球場において進められている環境保全プロジェクト「KOSHIEN“eco”Challenge」に参画する。12月9日、大阪市内で開催された会見で公表した。環境保全への関心を高め、持続可能な社会の実現に貢献することが主な目的。自社の機能素材を活用した環境保全活動をサポートする。
自社開発のリサイクル素材を活用
当プロジェクトは阪神電気鉄道が音頭を取り、複数の企業が協賛して取り組む活動。阪神甲子園球場において、飲食に使われる容器類のリサイクルなどの有効活用、LEDナイター照明採用による二酸化炭素の削減などが主な内容だ。
帝人フロンティアは唯一の「阪神甲子園球場オフィシャルエコアドバイザー」として当プロジェクトに参画。球場で使用されるプラスチックカップやペットボトルの回収、ノベルティーのリサイクル推進などを担当する。また球場スタッフが着用するユニフォームに、リサイクルポリエステル素材の「エコペット®」を提供するほか、バイオマス素材を採用した飲食包材も併せて提供する。同球場で回収したペットボトルの繊維への再利用も推し進める。
協賛企業は帝人フロンティアのほかに、パナソニック、アサヒ飲料、シモジマの3社が「阪神甲子園球場オフィシャルエコパートナー」として名を連ねている。パナソニックはLED照明、アサヒ飲料はペットボトルの回収および再利用、シモジマはバイオマス素材を使用した飲食包材を提供する。
帝人フロンティアの平田恭成 代表取締役社長執行役員は同プロジェクト参画について、「阪神甲子園球場と一緒に取り組めることを光栄に思う。エコの素材などを開発している弊社の繊維技術を活用し、プロジェクト推進のお手伝いをしたい」と抱負を述べた。
(樋口尚平)