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オンワード「オープニングセレモニー」大阪店
開業から1年、ブランド認知高まり売上増加

update: 2015/08/31

開業から1年を迎えた 「OPENING CEREMONY OSAKA」

開業から1年を迎えた
「OPENING CEREMONY OSAKA」

オンワード樫山が展開するセレクトショップ「OPENING CEREMONY OSAKA」(オープニングセレモニー)が開業から1周年を迎えた。当初は認知度不足で苦戦した時期もあったというが、今春以降は急速に伸びているという。

既存店舗の中でもトップクラスの効率

効果的な集客につながっている ポップアップコーナー

効果的な集客につながっている
ポップアップコーナー

「オープニングセレモニー」は2002年に米国のオープニングセレモニー社が、マンハッタンへ出店した高感度セレクトショップ。日本ではオンワードが東京の表参道や新宿、渋谷、名古屋などに店舗を出店している。大阪店は国内5店舗目の出店。“新しいショッピング体験”という同店限定のコンセプトを掲げた。デジタル画像による作品を創作しているテクノロジスト集団「teamLab」(チームラボ)との協業も同店の特徴である。

大阪店は、大阪・梅田の茶屋町にあるファッションビル「ヌー茶屋町」(大阪市北区茶屋町)の2階フロアに出店している。メンズ・レディスを展開し、個性的な雑貨類も取り扱う。定期的に内容を入れ替える“ポップアップショップ”のコーナーも設けている。

昨年8月30日のオープン後の1カ月は非常に好調な推移だったという。昨年10月ごろは苦戦傾向だったが、年明け2月のポップアップショップの新しい取り組み辺りから、売り上げが伸び始めた。「ゴールデンウイーク以降は大ブレークした」(クリエイティブオフィサー、三宅英木=みやけ・ひでき OPENING CEREMONY事業本部長)という。既存6店舗の中でもトップクラスの効率だという。

インバウンドの需要も貢献

ショップの認知度が高まってきた

ショップの認知度が高まってきた

梅田・茶屋町という立地特性上、アジアを中心としたインバウンド需要も取り込めている。特に韓国や中国などの顧客に、トートバッグやポーチなどブランドロゴの入った買いやすいアイテムが人気だという。顧客の感度は高く、インポート品を買い求める人も少なくないようだ。

来店客層は幅広いそうで、高校生も1万円以下の廉価なアイテムを買い求めるという。感度の高い美容師も多い。30-50代顧客では、インポート品の購入が増える。売れ筋に特徴があり、例えば同店では「アレキサンダー・ワン」を取り扱っているが、「他店と少し異なるセレクト商材──コレクション寄りのアイテムを揃えている」(プレス担当者)という。こういったセレクトの意図を理解してくれる顧客からの支持が多い。

15年春夏シーズンから「より買いやすいキャッチ―な内容に改めた品揃え」(三宅 本部長)が、顧客ニーズとうまく合致したようだ。「渋谷パルコ店もオープンから1年が経過して急速に売り上げが伸びてきた。(認知度が高まってきた)大阪店も半年が過ぎてゴールデンウイーク以降に急速に伸びてきた」(同)と手応えを感じている。今秋もポップアップショップのコーナーを活用したイベントを数回、開催予定だ。

(樋口尚平)

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