ビビッドなカラーに動き
中白の製品染めカラーパンツに自信
大手洗い加工場 西江デニム
update: 2013/01/10
大手洗い加工場の西江デニム(本社・岡山県井原市)によると、ブルージーンズ復調の兆しには手ごたえを感じられないとするものの、2012年秋冬からビビッドな色彩のカラーパンツは好調だという。通常、秋冬シーズンにはボルドーやマスタード、深緑、こげ茶色などの深みのある濃色の引き合いが強いが、2012年秋冬は様相が異なる。同社では今春夏はさらに鮮やかな色彩の商品の人気が高まると分析している。
同社が自信を持って勧めるのが、中白状態に染まった製品染めのカラーパンツである。通常のインディゴ糸と同じように繊維の中心部分を白く残した製品染めの技法で、これは同社の国内工場でしか量産できないという。繊維の中心部分が白いのでブルージーンズのように何度も洗濯を繰り返すと色が薄れてヒゲやアタリが出てくるという。
今春夏のカラーパンツ商戦に大いに期待がかかるところだ。
(ファッションライター 南充浩)