2024年シーズンのスポーツ市場を展望する──オリンピックイヤー、業容拡大のまたとないチャンスに
update: 2024/01/04
2023年は、国内の主要上場スポーツ企業にとって歴史に残る重要な時期となった。当サイトで定期的に取り上げている6社──アシックス、美津濃(ミズノ)、デサント、ゴールドウイン、ヨネックス、ゼット(順不同)の業績が全社で2ケタの増収増益を達成したからだ。円安の影響があったとはいえ、主要な5つのメーカーが過去最高の収益を挙げたことは事実である。しかも2024年はパリ五輪が開催されるオリンピックイヤー。懸念材料は存在するが、業容拡大のまたとないチャンスでもある。
2023年シーズンのスポーツ市場を展望する
update: 2023/01/04
2022年はスポーツ関連企業の業績が回復した1年だった。2020年から続いたコロナ禍の影響が一段落し、経費削減やDTC(Direct to consumer)など環境変化に対応した施策を打った効果もあり、連結決算の移行後としては最高の収益を確保した企業も多数、見受けられた。国外へ目を転じれば、欧米市場が復調した一方で、上海を中心としたロックダウンの影響で中華圏の収益が低迷するという共通した傾向が見られた。慢性的なコスト増も続く中、2023年はどのような年になるのか、展望した。
ゴルフウエアの新規ブランドが増加、コロナ禍でも活況の市場(下)
参入障壁の低さも後押しに
update: 2022/06/24
しまむらのゴルフウエア
「HK WORKS LONDON Green」
2003年以降のブームにより、商品企画や販路、顧客の価値観などが十分に“こなれて”いったゴルフウエア市場。以前に比べるとコモディティー化した分、競合も増えたが参入障壁も低くなった。資金力のあるSPA(製造小売り)業態が新たに参入するケースもよく目にするようになっている。
ゴルフウエアの新規ブランドが増加、コロナ禍でも活況の市場(中)
update: 2022/06/22
キャラクター柄を大胆に配置した
デザインも定着した(「ダンスウィズドラゴン」)
2003年の宮里藍選手の活躍がきっかけとなり、その後ゴルフウエア市場では新しいブランドが林立するようになる。スポーツメーカーが片手間で作っていたようなゴルフウエアが、アパレル企業によりファッションとして位置付けられるようになっていった。
ゴルフウエアの新規ブランドが増加、コロナ禍でも活況の市場(上)
update: 2022/06/20
2000年代のゴルフウエアブームの
火付け役になった「パラディーゾ」。
宮里藍選手が着用していた
ゴルフウエアの新規ブランドの立ち上げが増えている。コロナ禍の中でもアウトドアと並び健闘しているゴルフ市場を意識した動きと言えるだろう。販路は、百貨店やゴルフ量販店、ゴルフ専門店といった既存のルートで展開する従来型のやり方ばかりではなく、Eコマースや自社店舗で販売するケースも散見される。その背景と大局をまとめた。
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