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ゴルフウエア 2015年秋冬シーズンの傾向を見る(上)
カジュアル化がさらに色濃く

update: 2015/03/30

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「マンシングウェア」。 15年秋のスタイリング

「マンシングウェア」。
15年秋のスタイリング

2015年秋冬シーズンの主だったゴルフウエアブランドの展示会が終了した。機能性素材の採用は定番で、タウンやトレーニングなど新しいシーンでも着られる商品企画が増えている。スポーツメーカー由来のブランドはよりファッション性を重視し、アパレルメーカー由来のブランドはより機能性を重視するようになった。また、円安による為替の影響で上代価格が軒並み上がっていることも15年秋冬シーズンの傾向である。

ファッション重視の企画が定番に

市場規模が900億円とも言われるゴルフウエアだが、新規参入も多い半面、撤退するブランドも少なくない。それだけ魅力的な市場に映るのだろうがその分、競合が激しいことも確かである。かつてのゴルフウエアは「マンシングウェア」に代表されるような胸に小さなブランドロゴが入ったいわゆる“ワンポイント”デザインのものが主流だった。素材も綿100%のニット生地でゆとりのあるパターンが多く、スイング時に袖をたくし上げるスタイルが定着していた。

ところが今では機能素材は当たり前、プリント、総柄、布帛、ラメ糸、スパンコール、ラインストーンなどなど、一般のアパレルと変わらない仕様やデザインが一般化している。その意味では、数あるスポーツウエアの中でゴルフウエアは特異な存在だろう。

昨今のスポーツウエア全般に共通した傾向だが、ゴルフウエアでも薄手、軽量、細身シルエットの仕様、デザインが主流になっている。秋冬シーズンの企画も例外ではなく、発熱や保温機能素材の発達により、薄手の生地がゴルフウエアでも採用されるようになった。

ファッション性の高いブランドのように、2週間ごとに販売商品を替える“52週MD”とまではいかないが、1カ月ごとに提案するスタイリングを替える“月別MD”もすっかり定着した。現在では、ゴルフウエアもファッションブランド並み(場合によってはそれ以上に)デザイン性やアイテム展開、コーディネート提案が充実している。