ゴルフウエアブランド、2017年春夏シーズン(中)
新規ユーザー取り込みも視野に
update: 2016/10/13
ゴルフウエアブランドの2017年春夏展まとめ。機能性素材を採用することは、商品企画において定番になってきた。アパレル系ブランドでも、機能性を訴求ポイントに据えているケースも少なくない。年々、顧客層が高齢化する中、若い世代の新規客獲得も重要な課題の1つになっている。
ヤングマインド化が進む
2017年春夏展では、特に百貨店売り場を主販路にするゴルフウエアブランドのヤングマインド化が見受けられた。顧客が歳を取ると共にブランドの感性も年を重ねていったためだ。同じ60歳でも、10年前と今とでは年齢のマインドがかなり異なる。若さを感じさせるヤングマインドの商品企画が求められるようになっている。
ブラックアンドホワイトスポーツウェアは主力ブランドの「ブラック&ホワイト」において、若返りを図った。ヤングマインドで新規顧客を開拓する商品群に位置付けていた「ブルーレーベル」をメーンのラインに吸収。全体的にテイストを“5歳”若返らせた。
グリップインターナショナルの「ヒールクリーク」もテイストの若返りを図っている。すでに2016年秋冬シーズンから、新しいコンセプトでスタートしているが、17年春夏では明色系を使用して、ヤングマインドを採り入れている。