ファッション業界からワールド・島精機が参画
よみうりランド遊園地 新エリア「グッジョバ!!」概要発表
update: 2015/10/13
よみうりランドに来年3月、新エリア「グッジョバ!!GOOD JOB ATTRACTIONS」がオープンする。日本最大となる“モノづくり”が体感できる新遊園地エリアに参加する企業および主要アトラクションが決定、発表された。
「グッジョバ!!」は生活に密着した、子供たちが親しみやすい「自動車」「食品」「ファッション」「文具」の4業種で構成。「モノづくり」をコンセプトに、「参加感」「学べる」「競える」の3つをキーワードとした、ファクトリーを呼ばれる、製品の製造工程を巡る屋内型のアトラクションが登場する。
アトラクションは全15機種。各ファクトリーではアトラクション以外にも、実際のモノづくりに触れられるワークショップが開催される。
自動車業界を案内する「カーファクトリー」には日産自動車がサポート。7つのパーツを自分たちで取付け、車両検査をして、試験走行する「カスタムガレージ」や、端末上で自分でデザインした車でカーレースを楽しめる「マイレーシング」といった、製造体験から走ることまで楽しめるアトラクション。
食品業界を巡る「フードファクトリー」には日清食品が参画。ロングセラー商品である「日清焼そばU.F.O.」をテーマにした工場にて、焼きそばの製造から調理までを体感できる「スプラッシュU.F.O.」が主要アトラクションとなる。
ファッション業界からはワールドと島精機製作所が参画。「ファッションファクトリー」では、生地の裁断、縫製など、洋服の製造工程を見学しながら、服のコーディネートゲームやファッションショーに出演している様な感覚が味わえる「スピンランウェイ」(ワールド)をメインとし、島精機製作所の自動横編み機「ホールガーメント」を使い、自転車やボート漕ぎといった身体を動かして動力を伝え、製品(小物入れ、コースターなど)を作ることができる「マイニット」が登場。
「ブングファクトリー」にはコクヨが参画。コクヨのロングセラー商品「キャンパスノート」をテーマにし、ノートの製造工程をモチーフにした7つのゲームが集まる「キャンパスチャレンジ」が登場。また、「ひらめキッズ」という「コクヨのえほん」をテーマにしたお子様向けの遊び場も作られる。
同遊園地にとっては念願だった屋内型アトラクションであり、総工費100億円を掛け、エリアも拡大。単なる屋内型アトラクションではなく、日本の基盤といえる“モノづくり”に興味を持ってもらえるものにしたいと、各参加企業とは約5年前から準備を開始した。よみうりランド流のエンターテイメントで日本のものづくりを表現した「グッジョバ!!」。各社共に子供たちに楽しみながら、業界のこと、モノづくりを知ってもらう良い機会になればと期待している。
(ファッションライター 苫米地香織)